2014-01-01から1年間の記事一覧

授業参観

今日は授業参観でした。 以前勤務していたある小学校では授業参観前に簡単な授業の流れを作り、それを管理職にチェックしてもらう必要がありました。また、その指導案は、全員保護者に印刷して配布してました。そのチェックで2度ほど「却下」された授業案が…

朋有り遠方より来る

この3年ほど僕のクラスの公開を封印してきました。 正確には市内に向けて授業公開を数回は行っているのですが、 それは授業として切り取った「部分」であり僕のクラスの「像」ではありません。 今日、6年ぶりに遠方よりある中学校の先生が訪ねて来てくださ…

すごい人!

僕は基本的に若い人に対して「下」とか「未熟」という感覚を持っていません。 若さと経験はトレードオフの関係にあり、若い頃の爆発的な発想力を今の僕は持ち合わせていません。その代わりに経験が豊富になり、物事の因果が見えるようになってきました。 だ…

子どもっぽさ

先日、中学校の公開を参観しました。 授業は少し賑やかな男の子たちの理科の授業。 でも授業をされた先生は、うまく子どもの言葉を捉え、つなぎ合わせ、そして無視(これも大事ね)しながら、授業をうまく紡いでいきました。授業の手法としては色々と課題は…

「教育する」とは何か?

私たち教師は、退職するまで「教育する」ということの意味を考え続けていかなければならない職業です。それが使命なのです。 例えば「宿泊学習をする」という時に、そこでどんな子どもの成長をめざすのか考えていくことが一番大事なのです。その軸がぶれなけ…

インフレーション

ヒットした映画は、しばしシリーズ化されます。◯◯◯2と◯◯◯3といかいうように。そして、どんどん過激になっていきます。例えばアイアンマン3なんて、アーマードスーツが10体以上でてきて、最後には大合戦です。このように「どんどん派手に、過激に、そし…

40人学級の何が問題か?

財務省の「40人学級に」という話はもちろんそんなことになるはずがないのですが、学校の少人数化を促進させるには、大きな「くさび」となりました。そもそも40人学級の何が問題のでしょうか? 実は35人学級と40人学級では大きく違うのです。多くの人…

何のため?

最近ブログを書けなかったのは、行事が錯綜していて勤務時間が大幅に長くなっていたためです。 その中でも宿泊学習は最も時間のかかる学校行事でした。今回、宿泊学習を実施して改めて教師として考えなければならないことがたくさんありましたので、ここで…

叱る

僕はよく子どもを厳しく叱っていました。忘れ物をした子、友達にひどいことをした子など、強く厳しく叱ることで、それを繰り返さないようにと。でもある飲み会の時に、某大学教授が「忘れ物をした子どもを叱っても、何にもメリットなんてないよ。」そんな一…

下りる

この話は、教師に取ってものすごく重要かつ、ものすごく興味深い話だと思います。この7〜8年の蓄積で、確定的に言える話です。 小学校でも高学年になっても、かけ算、わり算がろくすっぽできない子どもが1割程度いると思います。これだけの学力差がある場…

教師とは?

教育というものは政治やイデオロギーからもっとも切り離されるべきもので、理由は言うまでもなく、その対象が子どもであるからです。こうした政治的なものや世論からも中立であると同時に教師は「自立的」であることも要求されます。 69年前の出来事を考え…

内省する力

生意気かもしれないけど、僕は僕の「目(舌)」を絶対的に信じています。 僕は毎日授業をし、それを内省しながら分析してきたからです。 その実践量は「たまに」とか「時々」とかではなく「毎日」です。 それも一日中。 この膨大な蓄積から導かれることは、…

抱え込むということ

外食でチェーン店に行くと「これでもか」というくらい丁寧なサービスで対応してくれます。 とても素晴らしいことではあるのだけど、肝心の味は「まあ、チェーン店だな」というものです。 サービスをすることに力を入れるなら、水なんて自分で組むから、素材…

郡山市の放射線の近況

久しぶりに郡山市の状況を。 旧市内(つまり街中ね)の6〜7割は除染が終了していますが、未だに僕のマンションには到達していません(まあ、かなり初期に除染したので建物自体の線量はかなり低いんだけど) 除染は極めて丁寧です。除染をすることによって…

1%のお馬鹿

僕のやっている実践を多くの人に分かってもらう必要を僕は考えません。分かりたい人だけ分かればいい、そう、1%の人が教師が分かればいいんです。 分からないという人に僕は分かってもらおうとは思いません。分からない人を説き伏せるとか、分からない人が…

インタラクティブカリキュラム

みゆき会スペシャルまで半月ちょっとになりました。今回の中でもどうしてもインタラクティブカリキュラムの話は欠かせないものとなることでしょう。僕ははっきり言うと方法論ありきで教育を語る人に興味はありません。もちろん、方法論そのものを否定する訳…

分かるということ

「分かる」ってやっぱり難しい。今日の算数のテストの振り返り。面積でもそうなんだけど、算数の出来ない子どもは「量的なイメージ(それは例え操作活動したとしても効果は薄い)」が薄いので、1㎡=100㎠、1㎥=100㎤としてしまう子どもが多いので…

テストで100点取るということ また

前回のエントリーを補足します。 以前、東海大の芦田さんが来校された時に、テストのことについてかなり盛り上がりました。芦田さんのおっしゃるように、僕も下手な人物主義よりも「質の良いテスト」の方がよっぽど、人物評価に適していると思っています。 …

テストで100点とることの危険

学期末の時期になりました。テストの集計がどんどん上がってきています。僕のクラス、単元テストはそれほどよい訳ではありません。そして単元テストで100点とることを求めていません。その危険性も十分に知っているからです。 テストで「平均点が100点…

遠くを見ること

僕がずっと若い頃苦しんでいたのは、この毎日が何につながるのかよく見えなかったことです。若い頃は視界が自分の周り数メートル程度ですから、遠くには何があるのか、ぼんやりとしか見えません。近視のようなものです。 最近は、これが逆転しています。遠視…

見誤る

日本の中にいると、そしてテレビの報道を見ていると、まるで日本のサッカーがとても強いように感じてしまいます。ワールドカップの決勝に残れないのは、選手の努力が足りないだとか、傲慢さが招いたとか、戦略ミスだとか。 でも、そもそもFIFAランキングで4…

教師の多忙化

中学校の教師の勤務時間が先進国で最大になっていることが報道されています。 また、肯定感が低い(日本人は成果を控えめに言うことをさておいても)ことも話題になっています。郡山市では小学校も部活動が盛んですから、授業が終わると教師はすぐに部活を始…

教師の仕事

40歳に期に僕は授業というものをできるだけ削ぎ落としていくことで、最後には教師の「在り方」がマックスファクターだということを導きました。ここにゆれがあるとどんな方法もうまくいかないというものです。一方で僕は最近「教師の役割とは何か?」とい…

教師は勤勉なんです

僕個人としては、もっと教師は世界の潮流や過去の実践などをもっと勉強し、理解していく必要があると思っています。でもだからといって外部の人が言うほど不勉強でもありません。みんな勤勉なんです。 小学校の教師なら「一人前」と言われるまで10年は最低…

学校とは?

僕の関心は、今、子ども、学級から学校へとシフトしつつあります。 もちろん、子どものことも、学級もやりたいこと、やらなければならないことがたくさんあります。でも、この部分で小さなトラブルは起こっても大きなトラブルにはならないだろうし、今のクラ…

静かな学級崩壊

静かな学級崩壊 学級崩壊というと、「特定の子どもたちが暴れだし、周りの子どもも関心を示さず、そして、学級がすっちゃかめっちゃかになってしまう」そんなイメージを持っていることでしょう。 もうひとつ、「静かな学級崩壊」というものがあります。「男…

みんなが天才じゃなくてもいいんじゃない?

今日は理科の授業研究会で私の授業・クラスが公開となりました。特に特別な授業をすることも、特別な準備もなく、日常的なことを日常的に行いました。 ただ、こうした日常を繰り返してきた2ヶ月間の集積を僕自身が観てみた方ので、授業をすることに立候補し…

みゆき会 スペシャルデー 定員に達しました。

みゆき会 スペシャルデー 申し込み開始から2週間で定員に達しました、 申し込みありがとうございました。 2ヶ月後、郡山でお会いしましょう! 楽しみにしています。

 アカデミーキャンプin猪苗代

アカデミーキャンプには前任校のこどもたちがたくさんお世話になりました。今年もこんな取り組みが行われるようです。期日が迫っていますがいかがでしょうか? 福島県内で小4〜高校生までのお子さんがいらっしゃる方にご紹介下さい。@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@…

最も恐れなくてはいけないこと

僕は学校が荒れるよりももっと怖い状態があります。それは「無味無臭」です。多くの学校が特色のある教育を推進しようという声とは裏腹にどんどん学校そのものが無味無臭になっているような気がします。 それはファストフードの食事のようなもので、多くの人…