すごい人!

僕は基本的に若い人に対して「下」とか「未熟」という感覚を持っていません。
若さと経験はトレードオフの関係にあり、若い頃の爆発的な発想力を今の僕は持ち合わせていません。その代わりに経験が豊富になり、物事の因果が見えるようになってきました。
だからこそ、僕は若い人と話をするのが大好きです。そして熱っぽい人とね。
まもなく2014年も終わろうとしていますが、僕は古田直之さんからこれまでもたくさんのことを学んできました。彼の柔らかさ、素直さ、そしてその発想力は今でも、これからも僕はたくさんのことを学ぶことでしょう。
 
彼から学んだ2つを紹介します。
http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furut/20130923
http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/20141122
 
一つは「過去はかえられるけれど未来は変えられない」です。
最初は「何言ってんの???」でしたが、これはじんわりと僕に染みてきました。
今では僕がクラスの子どもたちにこの話を頻繁にします。

もう一つは「そもそも主体性なんてない」という話
人間の主体性を否定しちゃう「暴挙」とも言えるところがおもしろい
でも、彼のエントリーを読むと「なるほど!」と思えてします。
 
僕は教育って「哲学」なんだと思うのです。「答えのない」ね。
時に人は、答えを求めてさまようのだけれども、実は答えなんてないのです。
答えはその答えを求めるその姿にあるからです。
 
古田さんのじっと子どもの姿を観る洞察力と、そこから生まれてくる言霊は
僕にはどんな哲学書よりも分かりやすく、僕の頭に染み込んできます。
若い人から学べることって本当にたくさんあるものなのです。