郡山市の放射線の近況

久しぶりに郡山市の状況を。
旧市内(つまり街中ね)の6〜7割は除染が終了していますが、未だに僕のマンションには到達していません(まあ、かなり初期に除染したので建物自体の線量はかなり低いんだけど)
除染は極めて丁寧です。除染をすることによって、放射性物質の5割位は除去できると思います。5割除去すると、0.3μSvが0,2μSvになるという感じでしょうか。
0.2μくらいですと、千葉や東京のちょっとした所と同じくらいですから、かなり低くなってきたと言えます。ただ、幼い子どもが土いじりをしたり、どろんこ遊びをしたり出来る状況にはありません。
公園はやっぱり遊ぶ子どもが少なくなり(かなり戻ってきたけど)、草がたくさん生えているところも多くあります。
これからの除染は道路と側溝でしょう。側溝には大量の放射性物質が沈着しています。あまりに大量(おそらく大型ダンプカーで数百台分はあると思う)それらを除去するには、中間貯蔵施設(本当は郡山市で処分場を作るべきだと僕は思うのだけど)が完成を待つしかないのだと思います。
市民はかなり放射線については落ち着いて対処しています。人によってはこれを政府の洗脳だとかいうのだけど、そうではなく、ローカル新聞やテレビでは毎日放射線の情報を流しているので、知識のレベルが上がってきていると言えます。
一方、学校現場では放射線教育は盛んではありません。おそらくだけど、ほとんどの学校で放射線教育をしていないと僕は観ています。調査をかければ「何らかの関連させた授業をした」という話は上がってくるでしょうが、本当に子どもに取って必要な放射線教育は、それを総合的な学習でも取り入れない限り、「ちょっとふれた」そんな感じじゃないかしら? と言えるでしょうね。