学校とは?

僕の関心は、今、子ども、学級から学校へとシフトしつつあります。
もちろん、子どものことも、学級もやりたいこと、やらなければならないことがたくさんあります。でも、この部分で小さなトラブルは起こっても大きなトラブルにはならないだろうし、今のクラスでも、子どもらがどんどん自立してきているので、いつまでも僕のサポートを必要としないことでしょう。
 
僕が教師として力を注がなければならないことは、学校に多様性を生み出すことです。僕のクラスのようなところばかりだったら、それはそれで大問題なのだけど、逆に塾みたいに黙々と教師の話を聞いて、黙って(分からなくてもね)毎日を過ごさせられるのを、学校全体で良しとする傾向を変えていかなければなりません。少なくとも、そうした「静かな学級崩壊」は、今、そしてこれから多くなっていくことでしょう。
 
何度も言っているように、教育の改革はすでに始まっています。上記のような学校のスタイルはいずれ維持出来なくなるからです。しかし、その変革が明確になるのには2〜30年はかかることでしょう。そのタイムラグをどれだけ埋められるかが、今、先端に立っている教師の使命なのだと思っています。
 
僕は僕のやり方で、僕にしか出来ないやり方で、この問題に立ち向かいます。