2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「テックニック」というもの

免許更新の必修科目が2日間で終了しました。 内容は文科省の指定があるので実践ですぐに役立つものだけではなく 法的なものも多くあります。 その講座の一つで「構成的エンカウンター」が学級作りの一つとして紹介されました。この構成的エンカウンターは1…

答えはない

以前、坂内さんのやっていることを一般化し「誰でもできる」方法として示して欲しいと言われたことがあります。ずっと考えてきたその答えは「できない」です。 学級が壊れるようなケースをたくさん見てきましたし、自分でも危ないなと思ったこともあります。…

放射線の影響を考えるということ

初めに言いますが私は楽観論も悲観論も大嫌いです。 まずは楽観論、いわゆる「放射脳」って馬鹿にしている人たちです。大抵県外の人、または県内でも子どものいない人が大多数でしょう。ちょっと数字で考えてみます。こんな記事。 http://blogs.wsj.com/japa…

図工の授業

10年前学びの共同体の研究校だった時に、ある教頭先生から「ちゃんと本買って勉強しな!」と言われたのですが、当時はめちゃめちゃ忙しく本を読む時間がとれない感じがして、本の脇にあったなんか聞いたことのない言葉の書いてあるビデオを一本買うことに…

理科社会の授業

2年前から古田さんと共同で理科と社会科の学習をどうすれば良いか練り上げてきました。ずっと授業では実験や調べたことをレポートにさせて、それを評価していましたが、レポートの書き方、構成にはばらつきがあり、これをどう改善しようかといろいろと試し…

算数の授業

私の授業でおそらく一番ぶっ飛んでいるように見えるのが算数の授業です。授業ごとに「めあて」はもはやありません。 おそらく算数を研究されている人が観たら「馬鹿じゃない?」と言われるでしょう。でもそんな人の授業よりもNRTの数値はずっと高いですし、…

国語の授業

2年前くらいに各教科の授業について書いた記憶があるのだけど、最新の授業について書いていきたいと思います。この2年間でかなり授業はスマートになってきました。昨年と今年でも同じようで実はかなり違うこともやっています。なお、ここに書かれている授…

通知票

今年保護者に話したこと、保護者向けに書いたお便りを簡単に。 私の小学3年生の音楽の成績は「1」です。中学校では「5」です。 通知票なんて所詮こんなものです。もちろん、5に変化したのは音楽が 好きになれたことが大きいのだけれども、この違いほど自…

いじめ問題その2

「いじめ問題に対応していた三重県の小学校長が自殺した」こんなニュースが出ていました。いじめ問題は学校・教師が悪いと述べながらも昨日書いたことが何にもなっていないので、続けて書きます。 学校であるベテランの先生とよく話すことで共通することは、…

いじめ問題について

やっぱり書かないとならないのでしょうね。普通の人とはちょっと違う視点から書きます。 私は「いじめ」って人間の持っている本質だと考えています。というよりもほ乳類など高等な動物であるほど持っていると感じます。ニワトリの順位は生物学を履修している…

特別活動

特別活動のことについては今まで何度か書いてきました。 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20110128/p1 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20120416/p1 ぼーっとテレビを見ていたらこんなCMが。。。 http://www.ad-c.or.jp/campaign/self_all/02/index.html 時代…

若い先生はダメなのか?

よく「今時の若い先生は〜」「若いから〜」「若いくせに」「若いくせに学ぼうとしない」なんて言いう人がおりますが、私は若い先生と仕事をする方が自分にとってメリットが大きいとも言えます。 若い先生が無能だなんて思っておりませんし、一緒に仕事をする…

「正論」なんていらない

「正論」大嫌いです。 例えば、子どもが学び合う授業と一斉授業。「どちらがではなくて、どちらも大事で学習や子どもの状況に応じた授業の進め方が大事」これは誰もが「そうだよね!」としか言わないまさに「正論」ですよね。 でもこの正論に何か意味はある…

トラブル

今日廊下でちょとした落書き「○○ばか」が見つかりました。私が若い頃だと「許せん!」とばかりに怒り、その筆跡を照らし合わせて、一人一人問い詰めるような場面ですね。まあ、怨念のこもったような落書きではないので子どもたちにこんな話をして終わりまし…

学校というのは「幸せの箱」

私が実名を出してブログを書くのは、日本の学校が「幸せの箱」にならなって欲しいという願いがあるからでもあるのです。 もしも自分の学級や自分の学年、自分の学校が良くなることが目的であれば、わざわざ実名をさらす(実は教師である限りこれはとてつもな…

できない? そんなことたいした問題じゃないよ!

毎日のように子どもたちに言っている言葉の一つです。本気でそう思っています。その後に次の言葉を必ず続けます。 「できなかったらやればいいんだよ。やったぶんだけできるようになるよ。」と。 3年生ということもあってまだ「予習機能」がうまく回ってい…

残念ながら人間の脳力は平等ではありません。

これもよく子どもたちに言う言葉です。 「残念ながら漢字を10分で10個覚えられる人もいるんだけど、30分で1こしか覚えられない人もいるよ。あんまり勉強しなくてもスラスラできちゃう人もいる。人間の脳みそって平等じゃないんだな。」 でもこんな話…

原発事故は「人災」について

事故調査委員会の報告書が発表されました。東京電力の報告書がいかにダメでデタラメかということが分かりますよね。まあこれは今、大問題になっている大津市の問題と同じで、誰だって自分の首を絞める人はいないのですから人の命が失われるようなことに「身…

寺西隆行さん→幸せ

あやうくカテゴリーを「どうでもいいこと」にしてしまうところでした(笑) という冗談を平気で言える方がZ会の寺西さんです。ここ数年の出会い中でもとても大事な人の中の一人です。 彼の言う「幸せ」 私は大好きです。 http://www.zkaiblog.com/histaff/43…

家庭を持つということ

私は38で結婚し、先日二男が誕生しました。まあ、それまでいろいろと遊びほうけていました。でも結婚を期にいろいろと考えることが増えてきました。子どもの将来のこともそうですし、お金のこともそうです。昔は湯水のごとくお金を使っていましたが、今は…

NO LAUGH, NO LIFE

NO LAUGH, NO LIFE 先日の講演で樋渡市長さんがおっしゃっていたことです。 3年生の子どもたちはリコーダーを購入すると、もれなく教材屋さんがリコーダーの講師を呼んでくださり、無料でリコーダーの講習会行ってくださります。私も中学年が長いのでたくさ…

evidence

ずっと疑問に思っていたことがあります。歯科検診をずっと眺めていて、虫歯と子どもと家庭環境や子どもの状況とが関連しないことを不思議に思っていました。具体的にいうとほとんど歯を磨いていなくても虫歯が1本もない子どもがかなりいるのです。その逆に…