2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『学び合い』の問題点とその改善点について

3月4日の突然の開催にも関わらずお申込みありがとうございます。 面白いことに中・高等学校の先生がほとんどです。 というのもこれらの学校は『学び合い』のほころびが「見えやすい」から当然のこととも言えます。ですから、逆にいうと改善も急速にできる…

パナソニック教育財団の子ども未来プロジェクト

ブログの紹介にもあるように海外も含めて、教室と教室とをつなぐプロジェクト「子ども未来プロジェクト」を行っています。 このプロジェクトは教室と教室とをどこでもドアのように壁をなくすことで、学習が「教室」が常に結びつき、意識し合うことで自分らの…

平均のできない大学生

いろいろと批判はあると思いますが、読売新聞の記事をよく読むと大事なことが隅っこに書いてあります。 記事に対して一般的な見方は「ゆとり教育」のせいで、ちゃんと算数も分からない大学生が育ってしまっているというものあり、それに対しての反論は、そん…

3月4日の「『学び合い』の問題点と改善点」の詳細について

3月4日の会について詳細を書きます。 私・naotakaさん・furuさんの3名がそれぞれが実践している学習をもとにして 『学び合い』の現状における問題点とそれをどのように乗り越えていけばよいかをお話ししていきます。会の中の半分は参加者方の質問や相談に…

一斉授業もいけるでしょ?

ちょと2時間目がfuruさんの空き時間だったようで、久しぶりに授業の顔を覗かせました。ちょうど国語の時間でしたので「熟語」の学習の授業を始めました。 超ど真ん中の「一斉授業」です。 でも崩れません。崩しません。「一斉授業だからダメなわけじゃない…

「ひとりも見捨てない」ということ

「ひとりも見捨てない」ということを実現するまでに私は数年かかりました。 簡単に考えている人は、子どもが「教えてあげるよ」なんていう言葉が飛び交う教室であれば、「ひとりも見捨てない」教育が実現できているなんて考えるかもしれませんし、そうするこ…

「現状の『学び合い』の問題点と対応策について」の資料がすごい!

3月4日に行われる上記の語り場。 ドロップボックスでnaotakaさんとプレゼン用のパワポを共有していますが、その内容が素晴らしい。これは「子ども未来プロジェクト」の成果とも言えます。現状のおいらの資料からするとよく整理されています。 ちなみにこの資…

トップランナー

「Japan Times」さんの取材を受けて。 ほとんどの取材でこんなことを聞かれます。 「坂内さんのクラスの子どもたちの学習は本当にすごいと思います。このような授業をどのように広げていけばよいと考えますか?」 最初はうまく答えられませんでしたが、今は…

放射線教育

以前大変お世話になった校長で現在は教育委員会に在籍されている先生が寄贈本のことで来校されました。大変子どものことが大好きで、とても熱く子どものことを語る情熱的な方です。 少しばかり放射線のことについて話をしました。「安心」と「安全」の違いや…

「現状の『学び合い』の問題点と対応策について」のご案内 詳細

下記のご案内について詳細をお知らせします。 日時: 3月4日(日) 13:00〜17:00 場所: 郡山市赤木公民館 (赤木小学校に隣接している公民館です) 駐車場: 赤木公民館数台 赤木小学校10台程度 参加費: 基本無料 飲み物代とるかも? 申し込…

「現状の『学び合い』の問題点と対応策について」のご案内

おそらく「余計なお節介」はこれが最後になると思います。 3月4日(日)(12:00〜17:00くらい)郡山市駅周辺で上記の内容について、語り合う場を設けます。私とfuruさん、naotakaさんの3名で主催します。この話の中味はネガティブなものではな…

「放射線になんか、負けないぞ!」 郡山市の学校に寄贈します!

「放射線になんか、負けないぞ!」放射線になんか、まけないぞ!: イラストブック作者: 坂内智之,木村真三,柚木ミサト出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス発売日: 2011/12/26メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 16人 クリック: 258回この商品を含むブ…

「まし」は使ってはいけない

なんかネガティブな発言ばかりで自分でも嫌になるのだけど。 「まし」という言葉。私は学び合いには絶対に使いません。 使うべき言葉と使うべきでない言葉の判断基準は「子どもの前で言える言葉」かどうかです。 「先生の授業はね、他の全国の授業よりも「ま…

恨みます

教える授業になると「恨むことになる」と言うことにtoyohashi-startさんから質問されたのでここに書きます。 教えさせると、教える子も教えてもらう子も教師を恨むようになります。 スタート時は、子どもがやさしく教える姿にいたく感動し「これだ!」と誤解…

教えて!

ネガティブな言葉で終わると悪い夢をみそうなので。 「じゃあ、どうすればいいのよ?」 もっと授業のことを掘り下げて私たちは話し合わなければならない。 だから学び合いの会も変わらなければならないというのが私の意見。 そうはいっても何も書かないで勝…

私はこの世に完璧な授業なんてそもそも存在するとなんて思っていません(まあ、誰だってそう思っているでしょうけれども) だからこそ、今持てる力と能力を最大に発揮して、子どもを育てていこうと思っています。10年前よりは5年前が、5年前よりも去年は…

教えない

ETVで佐藤学さんも言っていたように『学び合い』でも「教えてあげる」なんて子どもに言わせるべきではないと思います。 ミニ「ひと」塾の講演でも、佐藤学さんは「子どもに教えさせてはいけない。必ず子どもは恨むようになる。」と述べています。私も全くそ…

「ひとりも見捨てない」なんて簡単なことじゃない

誤解のないように初めに言いますけど、このグループの誰よりも私とfuruさんは「ひとりも見捨てない」ということを正面から考え、対応してきたと思います。 だからこそ「簡単じゃない」とはっきり言えます。表面的には気着心地のよい言葉ですが、それを実行す…

学び続けること

私はめったに『学び合い』という二重かっこを使いません。使ったとたんに自分の授業が狭くなるからです。 厳密にいうならば私の授業は『学び合い』ではありません。 私は「学びの共同体」で分からなかった最後のピースを『学び合い』で見つけました。そして…