2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

キャリア教育

先日お越し頂いた、教育新聞社の大山さんからメールをいただきました。 その中に高等学校でのキャリア教育の現実について書かれていました。私はその内容に衝撃を受けました。10年ほど前は、小学校でもキャリア教育は必要じゃないかと思っていましたが、メー…

今、何が起こっているのか?

芦田先生の書き込み読まれて多くの方から「あれはないんじゃない?」「大丈夫?」「どうしてああなったの?」「芦田先生って結局何が言いたいの?」とメールを多数頂きます。 私は「全く気になっていません」 「教師が1時間ごとの明確な目標を持って、時間…

学者と教師

多くの学者は現場を知りません。それを否定するのではなく、だからこそ純粋に理論を語ることができます。多くの教師が「分かんない」と思うのは当然で、それは純粋に極めるほど「その言語」は現場とはかけ離れて行くからです。 私が「授業で語りましょう」と…

反論の反論1

芦田先生とお会いして改めて「学び合い」でなければならないと確信しました。 今日は反論の反論。 1)私は「学び合い」ではそもそも毎時ごとのレフェランス(「基準値」)というものはそれほど重要ではないと考えます(これは「なくてもよい」というわけでは…

反論の反論2

6)「学び合い」が特徴的なのは、平均点の向上ではない。最低点の向上である。また上位の学力の伸びも大きい。 7)教員のレファレンスを前面に出した授業は“落ちこぼれ”が必ず存在する。しかも、その割合は学力に反比例し、学力の低い高等学校では授業そのも…

反論の反論3

11)「“ちょぼちょぼ”論」は授業を表面的にしかみていない証拠で、その授業で教師が何を見ているか、何をしていかに気がついていない。これは子どもの話をからも分かる。子どもは教師を「誰でもいい(「学び合い」をしてくれる人なら)」とは言わない。教師…

反論の反論4

16)1対n個の問題と「学び合い」はニワトリが先か卵が先かのようなものである。現状の授業で、「授業に参加できていない」児童・生徒は何万人いるだろうか? それをきめ細かなリファレンスで参加させられるなら、「学び合い」などいらない。 17)「学び合い…

反論の反論5

21)小学校の下学年が椅子に背筋を伸ばして座る姿は極東型の典型的な学習スタイル。なぜ児童は床で学びを展開するかというと、それが子どもの「高さ」なのだ。子どもを集めるときには床や低テーブルや畳、カーペットなどが適しているのはこのためだ。子ども…

授業研究会をしましょう!

芦田先生の反論を見ても分かるように、誤解や認識不足の部分を除いても我々も不足な部分が大きいことは確かです。 私たち実践者も変な賛美は止めて、もっとレベルを引き上げていく必要があると思います。もちろん「学び合い」を導入する人をサポートすること…

私の見せた「学び合い」とは何か?

1)芦田先生の毎時ごとのリファレンスを明確にした授業とは、西川先生の提唱する「学び合い」の典型的な授業の形態に近いものです。1時間で到達する目標を明確にし、全員の到達を目指すという極めてシンプルで単純な授業です。一斉型の授業では下位の子どもは…

「学び合い」のステップ3

私とfuru-tさんは「学び合い」の段階を3つに分けて考えています。 ステップ1「学び合い」の成立 これは比較的簡単です。だって子どもは人とつながることでこれまで教師の目を気にしていたことから解放されるからです。ですから「何もしなければ」子どもは…

芦田先生を食っちゃうぞ!

昨日の話し合いで 「いやー今日はね、furu-tさんと私で芦田先生を食っちゃおうって話をしていたんですよ〜」 「ぐははは。」 あれだけの反論を「論理的に」展開される方ですから、我々も得るものは大きいのです。分かっているけれども怖いのよね〜。でも実際…

芦田先生、中川さん、長尾さん、大山さんありがとうございました。

わざわざこんな田舎まで来ていただきましてありがとうございました。 今日の参観により、我々(furu-tさん、そして何より子どもたち)も非常に価値の高い学びを受けることができました。後ほど振り返ってみたいと思いますが、まずは御礼申し上げます。 この…

ではお待たせ! 今日の一日を振り返って 

足りないところはfuru-tさんにお任せ。よろしくね。 今日は寝ないとやばい。前回中川さんが来校されたときに寝た時間は朝の4時。ということで11時には床に就いたのですが。朝の3時半には目が覚めました。息子になぜか「ジャイアーン!」と言われながら送…

現状の授業の問題点6

肝腎なことを書いていなかったので付け加えます。 6.授業の仕方を教えてもらえない 先日、読売新聞の教育ルネッサンスで退職教員が若手教員にアドバイスするという記事が載っていました。 「机と身体は拳一つ分空かさせて、背筋を伸ばしてきちんと座らせる…

現状の授業の問題点5

現場から見る「現状の授業の諸問題」を明確にしておきます。 5,評価が曖昧 これは特に小学校で言えるかもしれません。多くの小中学校では通知表を観点別評価で付けています。私は子どもの観点別評価なんてよく分かりません。実際どうやってつけているのか…

さすが!

芦田先生が明後日、来校されます。 朝学習の時間から6校時の時間まで私とfuru-tさんの授業を観ていただくことになります。こうした参観は通常はあり得ません。でも先日来校された先生もそうでしたが、私たちは全時間開放します。なぜなら1時間、2時間位で…

現状の授業の問題点1

現場から見る「現状の授業の諸問題」を明確にしておきます。 1.授業が児童生徒に対応していない 多くの授業を観てきて感じることは児童生徒がそもそも授業そのものに「参加していない」ということ。これは小学校→中学校→高等学校(学力の低い学校ほど)と…

現状の授業の問題点2・3

現場から見る「現状の授業の諸問題」を明確にしておきます。2.授業の準備も評価も時間は無限ではない 小学校高学年の授業コマ数は少ない人でも週25コマはあります。しかも「繰り返し」はありません。そこに膨大な書類を処理し、克つ公務分掌をこなし、保…

現状の授業の問題点4

現場から見る「現状の授業の諸問題」を明確にしておきます。4.繰り返さない 小学校の教師をしていると子どもの能力は非常にバラツキがあることが分かります。そのバラツキとは単純に「頭のよい子・悪い子」というバラツキではなく、脳の領域の発達にバラツ…

芦田先生が授業参観に来校されます。

昨日のこと。 嫁さんの「しそ巻きチーズフライ」をほおばりながら、 野外活動やら校内のグダグダ会議やらの疲れを癒していたら 一本の電話。 「ん? 中川さん? やばっ!」一瞬出るのをためらいました(笑)が出てしまいました。 「今ね、長尾さんと芦田先生…

自然観察

今日は子どもたちを連れて先日紹介した、市の自然公園に出かけました。 Sさんを始め、全部で4人の案内人が子どもたちを引き連れて、ガチンコの自然観察に出かけました。 藪の中に踏み込んで野ウサギの食跡を探したり、狐の巣穴を見るために雪のある土手を下…

落語

「先生! 子どもの表現活動何か見てみたいのですが〜」 保護者のリクエストに応えて落語を披露します。 落語は昨年の子どもたちも挑戦しました。 昨日は、その5年生が子どもたちに落語の話し方や仕草を 教えてくれました。 子どもたちは、最初「落語?」「…

イエナープラン見っけ!

近所の公園。 嫁さんの話に度々出てきた「面倒見のよい女の子」 うちの気ままな息子にも声をかけてくれて、 一緒に遊ぼうとしてくれた幼稚園児です。 その女の子の通う幼稚園にfuru-tさんと訪問してきました。 その幼稚園はモンテッソーリ教育を実践している…

ごっつあんです

私とfuru-tさんの今年度最後の授業研究。 ホワイドボードミーティングでの授業。 評判がよかったのでホワイドボード130枚購入してもらえました。 事務のNさん ごっつあんです。 あんがとう!

授業参観

2〜3月にかけて授業の参観を受けています。 決まっているのは2月18日、3月1日です。 他に日程の未定なものが3件入っています。 参観される先生にはできるだけ朝1時間目から 一日中見てもらう予定です。 普段の授業です。でも、学べることは大きいと思いま…

机上の空論

「学び合い」の授業も、子どもの姿もネットの世界では通じることはありません。そこにうだうだ言っても、説明しても何も伝わりません。 知りたい人は実際に授業を観るべきです。それをせずに「おれを納得させろ」というのは虫が良すぎます。 私は別にネット…

ミックスジュース

ミックスジュースの話を聞くと10年前に校長室に呼ばれた話を思い出します。めちゃくちゃ鼻っ柱が強かった頃です。当時、校内で展開していた「学びの共同体」に対して、授業の高度さを求めていないということに非常に不満に思っていました。それまでの自分の…

本当の専門性

「追悼の意を込めて」 出会いは7年ほど前です。当時の教頭先生が理科の自然観察のためにS夫妻をお呼びになりました。S夫妻は元中学校の理科教師です。当時日本野鳥の会の支部長も勤めていらっしゃった方です。 僻地でしたので自然にあふれる環境でしたが、…

ダイエット番組や昔やっていたお店の再修行。 成功者と失敗者の違いを分けるのは「腹」です。 「学び合い」に限らずどんな方法であれ信念を持つ人は強い。 「学び合い」がどうすればうまくいくか。 そう聞かれたら私は「ありません」と言うでしょう。 聞かれ…