2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

共同学習に何が足りないのか

今日は近隣の学校の授業公開に合わせて、ぜひお話を聞かせて欲しいという県外の先生からお声をかけていただき、1時間ちょっとですが話をさせていただきました。その振り返りをまとめたいと思います。 授業、とりわけ共同学習をするためには大きく2つの絶対…

後援会

高橋さんのエントリーがおもしろいので、そこにかぶせます。 http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/nao_taka/20130926/1380204828 僕は学習の仕組み作りが好きなので、既存の学習だけでなく、新しい実践も取り入れてどんどん楽しみます。しかし、こうした実…

問われること、そして答えること

僕の授業を観た多くの方からその場でたくさんの振り返りをいただきます。 その人の感じたこと、そして違和感(西脇KAIに参加してからこの言葉がブームですね)を僕は受け止めます。とりわけ違和感はとても大事な振り返りです。その問いに対してすぐに答えら…

教師とは孤独を愛する仕事

最近は、現場でもチームティーチングで行うことが多くなってきています。しかし、授業の9割では教師が一人で授業をすることになります。また、瞬間的な判断、そして行動はやはり「自分」なのです。そこに責任を持つ力のない人を教師とは呼びません。 教師は…

始めから「教師」なんていない

今日話したことをメモ 僕の2回目の教育実習(僕の出た大学では3年生で附属、4年生で一般公立校で行います)は昭島市でした。今日、電車で昭島市を通過したときにある出来事を思い出しました。4年生の実習では昭島市の小学校に配属になったのですが、その…

スピード

この年になると校内のほとんどの校務分掌を経験します。僕のような人間でさえ、体育主任を任されたこともあります。最近では、授業研究よりも生徒指導主事としての仕事の方が校務分掌のウエイトが多くなりました。 この校務分掌で最も大事にしていることは「…

「マシ」という考えが引き起こすもの

東京オリンピック招致の際「東京は福島から250kmも離れているから安全です」という説明がありました。 同じく福島県では 「浜通り地方(福島県の海側の地域)では原発周辺(市町村)から比べてずっとマシです。風評被害です。」 「中通り(福島県の中部…

どんな保護者も一生懸命なのです

私たち教師は、子どもの勉強(宿題)から、学習の準備、さらには事細かな生活の規則まで保護者に多くの対応を求めます。 こうしたことを本当に的確にこなし、さらには抜けだらけ僕をフォローしてくださる素晴らしい方もいらっしゃいます。一方で、仕事や生活…

うらみます

中島みゆきの「うらみます」のフレーズが頭をぐるぐる巡ります。今回はかなり厳しい話をします。 僕たち教師はプロフェッショナルでなければならない。僕たちは子どもを成長させることの対価としてお給料をいただきます。しかし、学校というものは怖いもので…

放射線・福島の現状 今分かること、そして分からないこと

放射線についてここまで分かっていること、分からないことについてメモします。 まず分かっていることは、現在の福島県で流通している県内産の生産物にはほとんどセシウムは含まれておらず(厳密に言うと検出限界値以下であってごくわずかだけど入っているも…

心では対応してはいけない

何か物事に対処しようとするときに、人は心で対処しようとします。でもその多くの場合うまくいきません。 「僕がこんなに心配しているのに」 「あなたのことをこんなに考えているのに」 「どうして分かってくれないの?」 こうして心がどんどん消費されてい…

アカデミーキャンプ参加者募集

本校の子どもたちがこれまで大変お世話になりました「アカデミーキャンプ」ですが、今月は下記のようなプログラムが行われます。特に理科や医学などに興味のある中高生は参加してみることをお勧めします。「アカデミーキャンプ」信頼できる方々の取り組みで…

スピード

9月1日は防災の日 全国各地で大災害を想定した防災訓練を行っていたようでした。 しかし、東日本大震災を経験して防災訓練などの基礎的なスキルやリテラシーが確かに役立つものの、実際のほとんどの場合にはそんな想定した通りにことは進まないことがよく…