授業参観

今日は授業参観でした。
以前勤務していたある小学校では授業参観前に簡単な授業の流れを作り、それを管理職にチェックしてもらう必要がありました。また、その指導案は、全員保護者に印刷して配布してました。そのチェックで2度ほど「却下」された授業案があります。一つは「禁煙教育」で「喫煙する保護者がいる前でわざわざやるそれをやる必要性がどこにあるのか?」という指摘で、急遽授業を変えました。もう一つは「発表する授業」についてです。今日はこのことを。
 
授業参観日だと子どもの「学習の発表をする」授業をよく見かけます。上記のように僕はその授業を当時のある教頭に止められました。なぜでしょう?その教頭の話を聞いて「なるほど」と考え、特別な機会ではない限り、僕は「発表の授業」をやらなくなりました。
 
授業というのは、その時間で子どもがどう成長したかということで、その中で子どもの問いも、戸惑いも、ひらめきも、話し合いもない授業にどんな意味がある? 子どもの成長を見せることが授業参観の意味なんだから、普通のしっかりとした授業をしなさい。
 
そんな趣旨のことをご指導頂きました(実際にはとてもお厳しい口調でしたけどね)
 
今日の授業でも、ごく普通に社会科の授業をやりました。なんの装飾もありません。授業の準備もプロジェクター設置の3分です。それでも「現在の日本の貿易が抱える課題」という中学生レベルの課題に子どもたちがしっかりと取り組んでいました。