2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
最近、群馬大学を発端とした医療事故が、メディアをにぎわせています。内部の詳しい内容は僕には分かりようがありません。でもこの医療事故は、私たち教師にとって無関係なことでしょうか? 僕には他人事とは思えません。医師は人の命を預かり、教師は人の成…
教科担任制を3週間が過ぎました。この間、全国学力テストの準備や実施、振り返りなどを入れてもまだ時数には余裕があり、そして子どもたちも意欲的です。その秘密はいくつかの「しかけ」を準備しているからです。 教科担任制にすれば学力が上がるなんていう…
今年度から始まった教科担任制は、主に高学年で教科担任制の効果を試すものです。しかし、僕の最終的な狙いはそこにあるわけではありません。僕がなぜ膨大な時間をかけ、本校の独自の教科担任制システムを構築したのかというと、それは学校全体の授業の活力…
今文科省では、633制というしばりを小中・中高一貫校を通して緩めようとしています。僕も改めて小学校の現状を考えた時に、こうした考え方は必要なのではないかと感じます。小学校の高学年ではこれまでお話ししてきたようなデメリットが際立ってきますが…
教科担任制を実施するにあたって、ひとつ仕掛けを作りました。それは「場」づくりです。子どもが授業するとき、場というものはとても重要です。僕の作る場は僕の距離感や雰囲気、子どもがどこにどのように座るのか、それらこまかなことをすべて合わせて「僕…
もう少し小学校のシステムの限界についてお話しします。 小学校は学級担任制であるからこそ、きめ細やかに、時系列で子どもを見とることができます。しかし、そのデメリットもあります。もっとも大きなデメリットは実は「授業」なのです。授業とは言ってもた…
教科担任制のことを話す前に、まず現在の小学校のシステムの限界について少しばかり話したいと思います。全国どこでも小学校の場合、高学年(つまり5・6年生)の担任を希望する人がほとんどいません。ですから、高学年の「指導」を比較的得意とする先生が…
僕はこれまで小学校での教科担任制には大反対でした。「小学校でも教科担任制にすればいい」という発想は「専門性が高いほどよい授業ができる、子どもがわかるようになる」というとても幼稚な発想から生まれます。もちろん専門性がなくていいという意味では…
1年半ほど前 岩瀬直樹さんから「坂ちゃんの本当にやりたいことってカリキュラムなの?」 石川晋さんから「坂内さんはこれから何をしたいの?」 そう言われた時から僕は僕の中に芽生えてきている「存在」に気がつき始めました。インタラクティブカリキュラム…