2014-01-01から1年間の記事一覧

「みゆき会 スペシャルデー」開催します

みゆき会がいよいよ始動開始します。 その第1弾として「みゆき会 スペシャルデー」を開催します。 高橋尚幸 古田直之 坂内智之 この3人のが織りなす 現在の取り組みを紹介するとともにさらに参加されるみなさんと とことん話し合っていく1日にしていきま…

嫉妬するということ

「女は幸せに嫉妬し、男は成功に嫉妬する」柴門ふみの「なぜ、バカボンのママは美人なのか」の一説です。 「なるほどね」と思う言葉です。実のところ、僕も人の成功や実践に嫉妬しなくても平気になったのはここ数年程度のことです。同じ土俵に立つのであれば…

点から面へ

ほとんどの教師は善良で子どもを大事に考えています。 ただ、教育も他の職業(それがサービス業でも生産業でも)と同様に、 より踏み込んことでいくことでしか、子どもの成長を促進させる術はありません。 しかし、強く光り輝くことで、普段は十分に明るいの…

紙一枚の成長

多くの教師がFacebookやブログに限らず、様々な実践の情報を受け止めて、「まだまだ自分は力が足りないな」とか「なんてすごいんだろ!(自分とは違って)」って思っているかもしれませんね。でも、みんなそんなにうまくばかり行っているはずがありません。…

「子どもらしさ」なんていらない

これは私が年を経るごとに強く感じるようになってくるのですが、学校の子どもがどんどん子どもっぽくなってきています。 なぜだろう? 家庭の問題かしら? 社会の問題かしら? それとも学校の問題? その原因を考えていくうちに、その大きな原因は実は学校に…

「出来ない」なんてどうでもいい

新学期が始まりました。 新しい学校、そして新しい子どもとの出会いがやってきました。この時期、多くの子どもは、期待に胸を膨らませる一方、友達との関係や勉強がうまくできるかどうかの不安を抱えてもいます。私はこの時期に子どもたちにこんな話をします…

この7年間で学んだこと

本校では7年間勤務し、4月からは新しい学校に赴任することになりました。 さて、この7年間は自分の教師人生にとって最も大きな転換期だったのではないかと考えています。この7年間を振り返ります。 まず、最初の3年間は『学び合い』を校内に広げ、『学…

テストとは何か

僕はこれまでかなりNRTの数値にこだわってきました。 というのも僕の授業は型破りなので、どんなに子どもの姿が良くても、数値として表さないと保護者にも周りの教師にも理解されないからです。もちろん、テストでよい成績を叩き出すというのは子どもにとっ…

学校の商業化がもたらしたもの

少なくとも僕が教師になってからどんどん学校は商業化してきました。 その顧客は子どもなのではなく保護者となっています。 ですから全ては保護者の満足を基準に学校の運営がなされます。 これは一見、正しいことのように思えるかもしれません。 しかし、こ…

教育の責任

福島第一原発事故の責任はどこにあるのか? それを誘致した人も、それを受け入れた人も、それを建設した人も、その設計をした人も、その責任は曖昧なまま、結局は誰の責任にもならないような仕組みになっています。東京電力は賠償金を支払うという形での「責…

任せるということ また

なぜ「学校」とは子どもに任せないのででしょう。 理由は簡単です。 「面倒だから」です。 この面倒にはいろんな側面があります。 教師のコントロールできるところから外れてしまう。 任せると時間がかかる。 任せると子どもたちがもめ事を起こす。 などなど…

任せるということ

僕が学びの共同体で授業実践していた時、 「教科によって学び合いが成立しにくい」 「研究校でもうまく実践できている先生は少ない」 この2つの壁について、うまく説明せきませんでした。僕も研究校で4年目を迎えるくらいには、理科の授業なら誰に見せても…

人が人らしくあるということ

子どもは考えもしないような愚かなことをしでかします。そのことは昔、子どもであった大人そして教師はみな知っているはずです。 もちろん、大人はそうした子どもの愚かな行動を叱る役割を担っています。でも叱るだけでは、決してうまくいかないことも知って…

教師の自立

教師の自立とは何か? 逆に考えてみます。今の教師は教師として自立していると言えるでしょうか? 多くの教師は「任されない」「やりたいことがやれない」「どうでもいい仕事が多い」「授業を学ぶ機会が与えられない」「部活動で忙しい」など、多くの問題を…

技術と方法

多くの教師は「方法」や「技術」を学び、取り入れようとします。しかし、そうしたものはすぐに消費されてしまいます。そうした技術や方法がうまく行くのは、その技術や方法が優れているからではなく、そうした方法を生み出すような教師だからうまくいくので…

教育の変革

自分は教育のために何が出来るのだろう? 僕のようなちっぽけな人間がどれほど背伸びしても、人に与える影響なんてちっぽけなものです。ほぼ0といえるでしょう。僕が若い頃はもっと人に求められたいとか、人に話を聞いてもらいたいとか、人にすごいと認めて…

垂直から水平へ

Facebookで福島県に在住するある方が 「これからは電気自動車やリニアモーターカーを含めて、電気をもっと必要となる時代なので、福島県ではもう一度原発を誘致して、福島県を復興させていくという考えを持っている」 という考えを述べました。僕はこの是非…

理念って厄介なもの

僕は何度か教師にとって理念が大事だと言ってきました。 ただよく考えてみると、この理念というのはとても厄介な物であると分かってきました。今日はそんな話。 ことわざに「あばたもえくぼ」という言葉があります。欠点も思い込みで長所に見えてしまうとい…

「教科」なんてない

学問というのは高度になればなるほど細分化していくように考えている人がいます。本当でしょうか? 30年前まで恐竜が絶滅したのは、気候変動だと考えられてきました。また種子植物の反映、ウイルスなどさまざまな絶滅理由が考えられてきました。しかし、こ…

在り方とは? また

「教師は在り方なのである」 では我々教師はどうすればよいのでしょうか? 僕は教師が教育というものを授業を通して見えるようになるためには、約1万時間必要だと何度か言ってきました。我々は年間約1000時間ほど授業しますから、これには10年ほどか…

在り方とは?

僕はよく「在り方」という言葉を使います。たくさん使うのでリンクはのせないので、興味ある方は上部でこのブログのワード検索してみてください。 この「在り方」というのは、他者にとって分かりにくい言葉であることは十分に承知の上です。でも他の言葉に置…

宿題とは

僕は子供たちによくこう言います。 「昨日の宿題に意味はあったのかな?」 最近は学年ごとに宿題の進め方プリントや保護者向けに「宿題のさせ方」のプリントを配布する学校が多いようです。そのプリントをよく見てみると 「宿題は毎日やりましょう」 「宿題…

とんたん2014

正直今の僕には、授業の細かな部分の「どうのこうの」にはほとんど興味はありません。 そりゃうまく行く時だって、うまく行かない時だってあるもの、少なくとも細かな部分に関してどうのこうのいうのは、僕の役割ではありません。僕はこの数年で子どもがどう…

学び続けるということ

郡山市の小学校では新入生である小学1年生に対応するスタートアップカリキュラムが始まります。スタートアップカリキュラムとは、幼稚園や保育園での学びや生活と小学校1年生の学びや生活をシームレスにするカリキュラムです。おそらくはじめは、幼稚園や保…

オーバクロック

パソコン関係に詳しい方ならよく分かると思いますが、インテルのCPU coreiシリーズでは、数年前からターボブーストなるのものが搭載されています。これは通常は低いクロック(エンジンで言うと回転数)なのですが、パソコンの立ち上げや重い処理などをする時…

若手教師

僕が初めて教師として子どもたちの前にたった22年前。僕の授業は今から考えるととても質の低い物であったことは間違いありません。でも、おそらく今の自分では出来ないような「馬鹿力」にあふれていたことも事実です。 僕が若い先生たちと話をしているとす…

インタラクティブカリキュラムとアダプティブ

インタラクティブカリキュラムというのは簡単に言うと、複数のベーシックスキルを教科間でやりとりすることで学習を深めていくというカリキュラムです。教科はそのベーシックスキルを媒介として融合していきます。僕はそれをさらにアダプティブに組み上げて…

教育人間塾でお話しさせていただきました

元、北海道教育大学の学長を勤められた村山紀昭さんから招待を受けて、「教育人間塾」で、放射線についての取り組みや、教育界の流れと僕の取り組みについて話をさせていただきました。 実は後半の話はどう話をしようか大変迷いました。というのも最後の話が…

問題がないクラスなんてないのよね また

ある方に「問題」という定義が大事と指摘を受けました。 確かに「問題」って曖昧でなんだか分かるようで分からないものですね。 でもこれをきちんと定義しようとするとしっくりときません。 「子供どうしの人間関係」「教師と子供の信頼関係「いじめ」「基本…

子どもの居場所

いつ頃からでしょうか? 買い物や用事のために車で市内の学校を通るとほとんど子どもが遊んでいません。放射線? いえいえ、原発事故の前からです。(ちなみに郡山市内の学校の校庭は除染が行われたことでほとんどが毎時0.2μSv以下となっていて、泥遊びでも…