2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

アイディアは突然生まれない

「どうしてそんなことを思いついたの?」 そう聞かれてもうまく答えられません。でも何もないところからは突然何かが生まれたりはしません。 「インタラクティブカリキュラム」も「宿題バイキング」もものすごく画期的なことなんだけど、どうしてそれを思い…

平等とは?

子どもの能力は平等ではありません。しかし、特に公的な学校で子どもの能力も平等(本当は教師は誰もそんなことは思ってもいないのに)であることを前提にカリキュラムが組まれ、授業が進んでいきます。 学校で平等でなければならないのは「機会」です。どの…

授業で大事なこと2

前回は子どもの「聴く」について話をしました。今回は逆に教師にとって大事なこととは何かという話です。 それは「観る」です。 学級崩壊させる教師は絶対にこれが出来ていません。崩壊させなくても、子どもとしっくりいかない、子どもが思い通りに動かない…

「教師の思い通りに動く」ってとても大事

よく「それぞれの子どもがそれぞれの思いで学び、それぞれの思いで生活することが大事」なんて言われます。本当でしょうか? もし、本気でそんなことをやったら学級は崩壊します。教室というのは極めてパブリックな空間ですから、好き勝手ができる場所ではあ…

鍛錬

宮本武蔵の五輪の書「千里の道もひと足宛(ずつ)はこぶなり。 千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」 友人の高橋尚幸さんがよく言います。「あれこれやっちゃダメで、まずは自分でこれと決めたことをやり抜くことが大事」と。私もその通り…

特別活動は学校の「コア」

運動会まであと10日。本校でも運動会の練習が真っ盛りです。運動会に限らず、学校の行事というのは学校のコアです。今日はそんなお話。 小学校の場合、子どもの生活の基盤はもちろんのこと「教室」です。しかし、学校という枠組みで考えると、学年や上下の…

授業で最も大事なこと

これまで多くの授業を観てきて授業で最も大事なこととは何か? それは「聴く」です。 なぜそう言い切れるのかというと、それは授業の見方にあります。僕は絶対に授業を後ろからは観ません。必ず教師側から子どもたちを中心に観ることにしています。教師や板…

感謝!

このカテゴリーはほとんど使っていないのですが、使えることがとてもうれしいですね。本校では私は大変保護者に恵まれてきました。これまでの学年でも保護者が子どもたちを育てて下さいました。今日はそんな話の一つ。 今日は授業参観日とPTA総会、そして…

最適な方法などない

今から10年前ヒトゲノム(遺伝情報)が解読されました。たった4つの記号の集合体(ATGC)という組み合わせですが、当時はこれが解読されたことで「人間の全ての性質が解読できる」そんな雰囲気が漂っていました。今ではその解読スピードは数万倍に跳…

当番

うちの教師の掲示板には時間割と献立(これは大事!)と本校の月別めあてしか今のところはってありません。実にさびしいものです。 「手抜き?」 まあ、そうとも言えます。ラミネートされた掲示物は人様からいただいたものだけで、自分では作りません。だっ…

馬鹿力

最も素敵な力は馬鹿力です。 本校では昨年度80周年を迎えるにあたって、PTAの積み立てから子どもたちに必要なものは何か検討されていました。話し合いを明けてみると、なんと一昨年に作成された、学校の「マスコットキャラの着ぐるみを作る」という話で…

メモ

エントリーのメモ・多様性(ヒトゲノムから)

「国」なんてない

今回の東日本大震災と原発事故で思い知らされたことは「『国』なんていうものはない」ということです。 原発は国の政治主導で福島県に作られ、そして事故が起こりました。多くの人は「国」またはそれを建造した「東京電力」が悪いと言います。まあ、そりゃそ…

転勤するときに大事にしたいこと

これは自戒をこめて。 先日退職された用務員さんは以前にもお世話になった気心知れる方でした。その方が退職の2年前に本校にやってきました。 本校はとても校舎が古く、メンテナンスもひどい学校です。本来ならば大規模修繕をかけなければならないような状…

「教育をする」とは何か?

教師の年齢層が高くなってくると、多くの教師はこれまでの経験や実践で教育を語るようになります。それはとてもそつがなく、効率がよく、スムーズな「方法」です。しかし、そこに子どもの成長する隙間はあるのでしょうか? 例えば「係活動」高学年になっても…