2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クロスカリキュラムと異学年授業

今日から6年生との異学年授業が始まります。異学年授業というと上の学年の子どもが下の学年の子どもを教えるというイメージが強いかもしれませんね。でもそういうものではありません。上の子が下の学年の子どもたちにいちいち勉強を教えていたら自分自身の…

職人

日本には教師が100万人ほどおりますので、日本だけでも教育実践や理論などは膨大にあります。日本人ってとても細かな所にこだわる民族なのそうした実践や理論はさらにバリエーションも豊かです。 若い頃から様々な教育の理論を聞いてきたし見てもきました…

「学び続ける子どもの会」が始動しました

まずは3本の矢。 http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/nao_taka/ http://manabitudukeru.g.hatena.ne.jp/furu-t/ 高橋尚幸さん、そしてもちろん古田直之さんこの会の強さは「授業」です。

授業デザイン

私たちの授業デザインは以下の3つです。少し詳しく書きます。 1.学び合う子どもたちと教師による持続し向上していく授業 2.各教科の連携・融合による学習の深化 3.書く活動(国語)を基盤とした学習 1について 学びの共同体や『学び合い』など協働学…

言葉から始まり言葉で終わる

今行われている「書く活動」の実践から様々なことが分かってきています。ここまで大きなブレイクスルーが起こるとは思ってもいませんでしたが、全ての教科で「言葉から始まり言葉で終わる」ということが分かってきました。簡単に言うと言葉にできないことは…

主食

前回の続きです。 「じゃあ、あんたなにやってるのよ?」 「何にも矛盾しないってどういうこと?」 そう思われたことでしょうね。成果の一部を見せます。下の文章は小学3年生、できあがった作文を推敲もしないままのものです。一番最初に出した子ですから、…

ごちそうはいらない

今日の朝ご飯は、昨日作ったモツ煮、目玉焼き、ご飯、サラダです。 夕ご飯は、昨日のおでん、サラダ、ラタトゥイユです。 嫁さんが毎日食べ続けられるようなメニューで食事を用意してくれます。 「温州ミカン、パイナップル、バナナ、キウイ、メロン」 世の…

シンプル

以前のこんな話 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20120105/p1 の続き 何か自分の授業をよいものにしようとするときに多くの教師は「新しさ」を求めます。しかし、そのほとんどがいずれ廃れていきます。なぜでしょうか? それは学習指導要領・教育課程に対して…

圧倒的な子どもを

今日は校内の授業研究会で低学年の授業でした。ただ私って一旦授業が始まると周りのことなんてどうでもよくなってくるタイプなので、朝、声をかけてもらったのに見事にきれいさっぱり忘れて観に行くことができませんでした。放課後、授業をなされた先生に誤…

臨界点

どうも11月に入る頃から子どもたちの動きも状態も以前とは違うような気がします。もちろんいい意味でね。 これらは予測していた子どもの姿とはちょっと違う感じです。ものすごくポジティブだし、心がなんていうか外側に向いているって感じかな? 何でも受…

何のために学ぶのか?

私の答えは「おもしろいから」です。 ほとんどの教師は授業とは「苦行」で努力し、苦しみながら学ぶものだと考えています。だから「将来困る」とか「高校に入れない」とか「字が書けなくなる」なんて脅し文句のようなことを言います。 でも子どもからすれば…

ないならば知恵を回せ!

原発事故のためにすっ飛んでしまった「子育てサークル」ですが、次期プロジェクトを考えています。 うちは嫁さんが専業主婦です。ですから経済的にはとても厳しいものがございます。そうなるとこれからの子どもの学費も馬鹿になりません。塾なんて出せる余力…

質的向上とは何か?

私の考える質的向上について。 質的向上とは何がすごいことをやるのではなく、「曖昧さ」を削り取っていく作業というイメージがあります。子どもたちの学びには常に「曖昧さ」がつきまといます。この曖昧さを時に教師は、「素敵な見方だね」とか「おもしろい…

降り積もる学び

今日はもう一つ。「降り積もる学び」 この言葉は以前勤めていた学校でよく校長が口にしていた言葉です。学びの共同体で大事にされていた言葉ですが、当時は何をどうすれば降り積もらせることができるのか分かりませんでした。 今になってようやく分かってき…

で、どうなったか?

この日のブログ http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20121103/p1 これに説明文が合わさると・・・こうなります。小学3年生です。 ※これは「書く力が特別高い」子どもではありません。 通常の原稿用紙だと6〜7枚程度になるでしょうか。 大事なのはこれをみんな…

一方算数は・・・

えっと、明日で3学期までのテストが全て終わります。 「予習」と「特設勉強」がかなり効力があったと思います。 1枚も残りません。多めでなおかつ難しいテストを採用しています。 もちろん、みんなが100点取れるわけでもありません。 だって一部のテス…

短・中・長

昨日は、放射線教育について市内の養護教諭を中心とした授業公開とスライドを使った説明会を実施しました。折角授業をするのですから、子どもの「全開の姿」を見せようと授業案の中に見える形を盛り込んでおきました。 期待通りに子どもたちは、フルパワーで…

長期ビジョン

昨日の話 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20121107/p1 で短・中・長のビジョンについて書きました。 長期のビジョンについて書きます。これから半年何をやるのかというと「質的向上」です。中期までに子どもたちはよく学び、そして学び続けられる体勢ができ…

これが今の授業の力

通常このブログには個人情報保護のために写真などは載せないのですが、どんな授業をしているのか、どんな成果があるのか訝しく思う人もいることでしょう。今年のクラスは決してできる子がそろっているわけではなく、むしろ学習で困っている子どもが多い「小…

一歩踏み出します

※追記をお読みください今日は古田さんと1時間近くこれまでの学びのこと、そして子ども自らが学ぶこと、さらにそれらが持続、発展していく授業のことについて整理していました。そして私たちは「一歩踏み出そう」という話になりました。これまでにも子どもた…

この言葉の意味するところ

ある方に『学び合い』とは、「多様な人と関わり、折り合いをつけて課題を解決できる環境を設定する」 ことだという話をいただきました。私もよく聞く言葉です。私も一言一句正しいと思いますし、何の反論もありません。でも多くの人が大義名分でこの言葉を使…