任せるということ また

なぜ「学校」とは子どもに任せないのででしょう。
 
理由は簡単です。
「面倒だから」です。
 
この面倒にはいろんな側面があります。
 
教師のコントロールできるところから外れてしまう。
任せると時間がかかる。
任せると子どもたちがもめ事を起こす。
などなど。
 
今の学校は教師にも子どもにも時間がございませんから、子どもの意図なんていちいち汲み取ってたら、先に進まない。
 
これが本音だと思います。
 
でも学校というのは、子どもたちが集まり、様々なチャレンジを繰り返すことで学んでいく場です。ですから「うまく行くこと」が目的であってはだめで、「うまく行くように考え行動していくこと」が目的でなければなりません。子どもにとってそうした時間が最も補償されなくてはならないのが学校なのです。
 
今の学校は工場が無駄を省くように、学校も隙間がなくなりつつあります。こうした中で「子どもに任せる」という取り組みのは、多くの教師にとっては無駄だと感じるもなのです。ですから多くの教師は、実は任せているように見せかけ、表面を繕うことで「子どもの思いも取り上げている」と自分自身に納得をするのです。でも子どもたちが本当に任せられる場面など実はほとんどないのです。
 
本来、学校というのは教師だけで運営するものなのではなく、教師・子ども・保護者で運営していくものなのです。そのために我々教師は最大の時間を使わなければならないし、知恵をださなければならないのです。