とんたん2014

正直今の僕には、授業の細かな部分の「どうのこうの」にはほとんど興味はありません。
そりゃうまく行く時だって、うまく行かない時だってあるもの、少なくとも細かな部分に関してどうのこうのいうのは、僕の役割ではありません。僕はこの数年で子どもがどう育っていくか、そして、どう子どもがだめになっていくかも目の当たりにしてきました。部分や方法には答えはないという結論に達した今、僕はこれから何をすべきなんだろう? 昨年末から少しずつ整理してきました。自分のメモとして少しばかり書き出したいと思います。
 
1 インタラクティブカリキュラムを進めるということ
以前ある方に「とんたんさんのやりたいことってインタラクティブカリキュラムじゃないですよね?」と聞かれました。その時、うまい答えが出せなくて「うん、まああれは遊びみたいな感じかな?」って答えたのですが、だんだん理論が整理されてきた今、実はこれってものすごい大事なことなんじゃないかと感じるようになってきています。インタラクティブカリキュラムの始まりは、その名の通り、単純にスキルを双方向にすることなんですが、実はここからたくさんの発見が見つかっています。その発見は「方法」とかではなく「在り方」や「理念」です。インタラクティブカリキュラムが教えてくれる「そもそも授業とはなにか?」「なぜ子どもは学ぶのか?」「子どもはなぜ学ばなければならないのか?」「教師とは?」「学校とは?」こんなことを僕に突きつけてきます。僕はこの答えをインタラクティブカリキュラムに見いだし始めているのです。僕の2014年はこうしたことを整理し続けていくことになるでしょう。
 
2 学校の未来像を考えること
僕は日本の公立学校はもう十分にその役割を果たしてきたのだと考えています。今の日本があるのも、賢い日本人が育っていることも、そして日本経済が今の発展を遂げているのも日本の公教育の成果だと考えています。もちろん、これからも日本が食べる物や十分な生活をしていくためにも、日本は世界の中で経済発展していかなければならないし、それに対応した人材を育てていかなければならないことでしょう。しかし、今の公教育が20年後の日本に対応できるようなものかというと僕はそうは思いません。確かに今のような公教育もニーズはありますし、その在り方をすべて否定するわけではありません。僕は現在の公教育の中に、オルタナティブが一定割合でその存在が認められ、子どもや保護者がそうした教育を選べることが大事だと考えています。全てを変えるのではなく、一定割合でね。そして、そうした流れが必ず起こってくると僕は考えています。その時に備えて新しいスタイルの学校を考えてみたいと思っています。
 
3 人と話をすること
そもそも僕は家が大好きで出不精だし、ましてやまだ1歳の子どもがいるのですから、そうたくさんの人と話をする機会があるわけではありません。でも、一人でいると、どんどん馬鹿になっていく自分も感じます。やっぱり人は環境で育ちます。昨年は少ないけど刺激的な出会いもございました。今年も新たな出会いや学びが生まれるようにしていきたいと考えています。