若手教師

僕が初めて教師として子どもたちの前にたった22年前。僕の授業は今から考えるととても質の低い物であったことは間違いありません。でも、おそらく今の自分では出来ないような「馬鹿力」にあふれていたことも事実です。
 
僕が若い先生たちと話をしているとすごく相手が恐縮していることがあります。でも僕はこれまで多くの若い先生と話をしていく中で、一度も自分のためにならなかったことはありません。僕は子どもからでも学ぶことがまだたくさんあるくらいです。
 
40もすぎると若い頃のように爆発的な思考力は生まれなくなってきます。(代わりに統合的に考える力は生まれてくんですけどね) 若い教師の体から漏れ出るような戸惑い、そしてひらめきから、今の自分を発見する手がかりがよく見つかります。また、若い先生の無茶っぷりからヒントをいただくこともたくさんあります。
 
ですから若手の教師は、適わないなんて怖じ気づくことはなく、若いことを武器に出来るような、小生意気で、馬鹿力満載であって欲しいなって思っています。