NO LAUGH, NO LIFE

NO LAUGH, NO LIFE
先日の講演で樋渡市長さんがおっしゃっていたことです。
 
3年生の子どもたちはリコーダーを購入すると、もれなく教材屋さんがリコーダーの講師を呼んでくださり、無料でリコーダーの講習会行ってくださります。私も中学年が長いのでたくさんの講師の方々を見てきました。
大抵タンギングを軽くやって、きれいな演奏を聴かせ、小指くらいの笛からバスリコーダーまで出して子どもたちに興味を持たせて終わりという流れです。
 
でも今年は異色でした。しつこくしつこくタンギングを子どもたちを笑わせながらやっていきます。45分はほぼタンギングの練習で終わりました。最初「なんか変なおっちゃんが来たな〜」と思って苦笑いしていたのですが、とにかく子どもたちが笑う、笑う。でも子どもたちをずっと見ていてあることに気がつきました。子どもたちの心が開いているのです。解放されされているという感じかな? とにかく子どもたちが身を預けるというような感覚を感じました。
 
終了後しばし校長室で講師の先生と会話する中で、この講師の先生が実はすごい人だということを確信しました。やはり、計算尽くでしたし、音楽教育という理念をしっかり持っていらっしゃる人でした。またこれまでの経験の中から1時間という時間で何が大事なのかを徹底して追求してきた人でもありました。
 
なんか無料で来てもらったのがすごく申し訳なく感じるくらいすごい方でした。また、自分に足りないものも改めて再認識もしました。「子どもの心を完全解放する」そこから質の高い集団が生まれるのだと感じます。
これは先日書いた「フルパワー」ともつながりますね。
 
樋渡市長さんのおっしゃった「NO LAUGH, NO LIFE」とぴったりリンクしたことに驚きます。全ては必然。「坂内にはこれが足りないのよね」ということなのでしょう。いろいろと戦略を考えてみます!