若い先生はダメなのか?

よく「今時の若い先生は〜」「若いから〜」「若いくせに」「若いくせに学ぼうとしない」なんて言いう人がおりますが、私は若い先生と仕事をする方が自分にとってメリットが大きいとも言えます。
 
若い先生が無能だなんて思っておりませんし、一緒に仕事をする価値がないなんても思いません。確かに若い先生は経験が不足していますし、情報は相互と言うよりも受け身になる場合が多いと言えます。
 
でも若い先生は若い先生の無鉄砲さや発想力、そしてネットワークを広げる力などベテランと言われる先生よりもよっぽど力がある人がたくさんいます。そうした人と一緒に仕事をするということは自分の脳もいろいろと刺激を受けますし、実際にそうしたことから自分の授業ではいくつかもブレイクスルーをもたらしてくれています。若い先生からも実は学ぶことが私はたくさんあるのです。
 
若い先生をつぶすのは大抵中途半端なベテランです。おまえのあそこが悪いとか、授業がこうだからダメだとか。でもそうした若い先生の持っている能力を最大限に引き出してあげるのがベテランの役割です。
 
それにしても福島県には若い先生はおりません。特に都市部では絶滅危惧種です。私でさえ、講師を除くと平均年齢マイナス10歳なのですもの。若い先生も、先生になりたい人も、みんなで育てていく環境を創っていきたいものですね。