短・中・長

昨日は、放射線教育について市内の養護教諭を中心とした授業公開とスライドを使った説明会を実施しました。折角授業をするのですから、子どもの「全開の姿」を見せようと授業案の中に見える形を盛り込んでおきました。
 
期待通りに子どもたちは、フルパワーで学び合い、考え、シェアし、まとめを書き込んでいきます。養護教諭が中心とはいえ、その姿にびっくりしたと思います。先生方からの質問も「なぜあんなに話し合いができるのか?」「なぜあんなにまとめができるのか?」という質問が多く寄せられました。でも私には「想定内」でしかありません。それは短・中・長のビジョンがあり、それに沿って子どもたちが成長しているにしか過ぎないからです。
 
昨日の姿は子どもたちの「中期ビジョン」の到達点です。「なぜあんな・・?」というという問いについての答えは単純で「それは毎日毎日目標となる姿に向けてやっているから」なのです。やっているからできるのです。しかも「がっちり」とね。中途半端はありません。それに向けて全能力を、全てを巻き込みながらやっているからです。
 
もちろん長期のビジョンもあります。もう半年積み上げていきます。でも毎日毎日やっている限り必ず到達します。授業というのはそういうものなのです。近道とかうまい方法なんて実はないのです。とても泥臭い毎日です。
 
でもあるときに子どもたちは気がつきます。自分たちの成長にね。そうなると子どもたちは崩れません。学び続けることができる子どもたちへと変化します。持続型の授業というはこういうことです。
 
昨日は校長先生にも授業を見ていただいたのですが「あの授業を一般の先生方が見たら圧倒されちゃうよね。しかもただ書くだけじゃ、もう子どもたちが書き方も身につけてどんどん成長している。」そんな評価をいただきました。うれしい限りです。