主食

前回の続きです。
 
「じゃあ、あんたなにやってるのよ?」
「何にも矛盾しないってどういうこと?」
 
そう思われたことでしょうね。成果の一部を見せます。下の文章は小学3年生、できあがった作文を推敲もしないままのものです。一番最初に出した子ですから、もちろん上位の子どもではあります。でもこれを目標に、この技術、力を学び合いながら取り込んでいきます。
 
理科単元「風やゴムのはたらき」
国語単元「すがたをかえる大豆」
をクロスカリキュラム化した最終段階の説明文
 
 

 私たちは毎日の生活ではゴムや風をたくさん使っています。例えばゴムは洋服などや紅白ぼうしに使われています。その他には消しゴムなどにも使われています。けれどもゴムはどのようなはたらきをするのでしょか。
 風は風車などを回すのには大切な役割です。川などが波もようになるのも風に押されるからです。ほかにもおちばも風でとばされたりもしています。けれどもどのようなはたらきをしているかはあまり知られていないので風とゴムのはたらきをしらべることにしました。最初は風のはたらきをしらべました。
 実験方法は風をうけて走る車を組み立てます。そして送風機を使い車を走らせたら、そのきょりをはかります。実験は二回ずつやります。送風機は弱、中、強で車を走らせました。
 この実験をする前に予想したことは次のようなことです。車は最初は速くすすんでいくとゆっくりになると思います。なぜならおくになると風がとどきにくくなるからです。
 結果は、弱だと一回目が3m76cmで、二回目も同じ結果になりました。中の一回目は6m1cmでした。そして二回目は6m25cmでした。一番強い強は一回目、9m29cm、二回目10m2cmという結果になりました。
 この実験をして分かったことは次のようなことです。はじめに分かったことは風を強くすると車は遠くに行きます。なぜならあつ紙に風があたる量が多くなるからです。次にわかったことは最初に勢いがあると風が当たらなくてもきょりはすすんでいるということです。また、いきおいがあまりない弱はかぜがあたらなくてきょりもみじかくなるのです。また、弱だと何回やってもあまりすすんだきょりが一回と二回で変わらないのです。そして風があたらないとすぐに止まってしまうからです。
 次はゴムのことです。ゴムのじっけんの方法はせんようの台を使います。その台にゴムをつけて車のフックにゴムを引っかけます。そして車をとばしてとんだきょりをまきじゃくではかりまました。ゴムの長さは三だん回で5cm、10cm、15cmです。
 予想したことはゴムをのばすと車はとおくまでとぶということです。なぜならゴムはのびちぢみをするからです。5cmのゴムをのばすと3m以上とぶと思います。10cmのばすと6mぐらいとんで、15cmだと8mくらいとぶと思います。
 実験結果は次のようになりました。5cmの一回目は2m42cmで二回目は2m50cmでした。そして10cmでは一回目は2m79cm、二回目では3m83cmという結果になりました。一番のばした15cmでは、一回目に4m32cmで二回目だと4m37cmでした。
 この実験をして分かったことはゴムをのばせばのばすほどゴムののびちぢみの力は大きくなることです。だから長くゴムをのばせばのばすほど車もおくまではやくすすみます。そして15cmゴムをのばしたときの結果が一番きょりが大きかったのです。
 このように風やゴムを使うと車ははやくうごいたりもします。そして私たちにとっても大切なものとなります。 
 
 
 
 
国語として80点 理科として80点だと考えています。その子にはさらに内容・文章の書き方について磨き上げる宿題を出しています。もちろんこの説明文が書けるためには緻密な実験レポート作成が必要です。それがあっての説明文です。