長期ビジョン

昨日の話 http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20121107/p1 で短・中・長のビジョンについて書きました。
 
長期のビジョンについて書きます。これから半年何をやるのかというと「質的向上」です。中期までに子どもたちはよく学び、そして学び続けられる体勢ができあがりました。そして、子どもたちは学びの結果もきちんと出せるようになってきました。
 
そしてこれからはもっと質的なものの向上に努めていきます。文章は原稿用紙は3枚程度なら日常的に書けるようになりましたし、算数は下の教科書も一応終わっております。理科社会もばりばり単元の課題をこなしています。でも私からすると「まだまだ」です。
 
算数で言うならば「できる」と「分かる」では全く深度が異なります。「できる」から「分かる」にこれからシフトしていかなければなりません。でもこれってさらに地味で、しつこくしつこく考えていくようなプログラムが必要になります。
 
また、国語で言うならば子どもの書く能力というのは「書ける」というのが最初の一歩にしか過ぎず、「分かりやすく書ける」「整理して書ける」
「自分の考えを整理して書ける」というような学び方にシフトしていく必要があります。これまた地味な授業です。
 
でも先に書いたように、子どもが学び続けられるという環境と子どもの姿勢があるからこそ、こうした地味な授業を展開することができます。普通なら子どもが嫌気をさして遊び歩くことでしょうね。
 
あと5ヶ月ほどの期間で子どもたちがどれだけ伸びるか、考えると楽しくて仕方がありません。子どもたちもそうした学習(つまりレベルの高い学習)に飢えています。私のクラスはまだ下地が整ったに過ぎません。本当の授業は「これから」なんです。