「ひとりも見捨てない」なんて簡単なことじゃない

誤解のないように初めに言いますけど、このグループの誰よりも私とfuruさんは「ひとりも見捨てない」ということを正面から考え、対応してきたと思います。
 
だからこそ「簡単じゃない」とはっきり言えます。表面的には気着心地のよい言葉ですが、それを実行するというのは人としての全人格をかけて向かうくらいの「覚悟」が必要です。その覚悟がなければ簡単に使うべき言葉じゃないと私は思います。
 
そもそも「見捨てる」というのはどんなことを示すのでしょう?
 
そして「学び合い」をしているはずの子ども自身が「先生に見捨てられている」という話はよく聞こえてくる話です。見捨てないための授業が、子どもにとって「見捨てられている」と感じるのはなぜでしょう?
 
こんな話をすると、「いやそういう方向に向かって努力していくことが大事」なんて、何だかよく分からない話で濁す人もいます。
 
穴ぼこだらけなのに、理想は高くなんてことにならないように自分を戒めたいと思います。