『学び合い』の問題点とその改善点について

3月4日の突然の開催にも関わらずお申込みありがとうございます。
 
面白いことに中・高等学校の先生がほとんどです。
というのもこれらの学校は『学び合い』のほころびが「見えやすい」から当然のこととも言えます。ですから、逆にいうと改善も急速にできるとも言えます。
 
その一方で私は最も怖いのが小学校での『学び合い』です。
これはよく看取らないと教師のエゴに子どもを巻き込んでいる可能性も否定できません。教師がダメなのに子どものせいになってしまったり、授業がグダグダなのに、さも素晴らしい授業ができていると「錯覚」してしまうことがあるからです。
 
中学・高等学校の生徒は、ダメなのはすぐにダメ出しをしてきます。
あからさまに態度に表すという点では、小学校よりも非常に大変だと私は思います。しかし、その分欠点も実は見えやすいんです。しかし、小学校の隠れた綻びは、次第に取り返しのつかない領域に子どもを送り込むことになってしまいます。その責任は誰がとるべきでしょうか?
 
その可能性は実は私にだってあります。だからこそ、常に職員室の多くの先生と授業や授業の在り方などについて話し合いますし、いろんな方かたから知恵もいただきます。こうやって自分のベクトルは間違っていないか、何か見えない綻びはないかを授業や子どもの動きで常にチェックしています。当日は、授業では何を見ているのか? どう軌道修正をかけているのかも話せたらと思います。
 
なお、当日の私の話す内容について項目を上げます。非常に厳しい内容ですが
それに対しての対応策も交えての話で、決して批判して喜んでいるわけではありません。答えを持っているからこそ堂々と言えることです。

 
○現状の『学び合い』の問題点について
1.なぜ『学び合い』が持続できないのか
2.なぜ『学び合い』を嫌う子どもがいるのか
3.なぜ『学び合い』で学力は上がらないのか
4.なぜ『学び合い』で授業時数がオーバーするのか
5.なぜ『学び合い』の課題設定ができないのか
 
もしも、そんなこと全くありませんと言えるのなら本当に素晴らしい授業実践家だと思います。