パナソニック教育財団の子ども未来プロジェクト

ブログの紹介にもあるように海外も含めて、教室と教室とをつなぐプロジェクト「子ども未来プロジェクト」を行っています。
 
このプロジェクトは教室と教室とをどこでもドアのように壁をなくすことで、学習が「教室」が常に結びつき、意識し合うことで自分らの学習を高め、見直すというプロジェクトです。
 
これを高校野球に例えてみます。例えば普通の野球部がいきなり甲子園常連校と練習試合をするのは無謀ですよね。しかし、隣同士の見えるグランドでそれぞれが練習していると相手はどんな練習をしているの? どんなことを大切にしているの?
監督はどんな指示を出しているの? どれくらい練習しているの? などいろいろなところを自然と吸収できます。そうしたことを通してレベルアップが図られることでしょう。
 
授業も同じです。異質な教室と結ぶことで子どもは自然と相手の教室を意識します。子ども自身が自分たちの学びと比較します。そして向上しようと努力していきます。これが「子ども未来プロジェクト」の「肝」です。
 
とはいえ、ネットのつながりはあまりに脆弱です。そこで子ども未来会議を開催して子どものつながりを強化しようとしました。しかし、計画後、原発事故などの影響もあり、子どもが思うように集まることが難しくなりました。それでも仙台で、3校の児童が集まり、自分たちの授業の在り方について話し合われました。この時の子どもたちの話し合った内容はとても興味深い話です。まあ、今の私の授業があるのは、ここに参加した子どもたちの力があったからに過ぎません。いずれこの話は、まとめて多くの人の目に触れるようにします。
 
さて、話は変わり、上記の開催が縮小されたので23年度の予算がかなり余りました。お金の返却を財団に問い合わせたところ、配当された予算は次年度の研究に使って欲しいというお返事をいただきました。本当に感謝感謝です。
 
もちろん、24年度の申請もおこなっているのですが、23年度の予算をさらに有効に生かすために「子ども未来プロジェクト」で新規のプロジェクトを立ち上げます。
 
iBooks Author」を使って、子どもベースの教科書を作り共有します。MACipadがあれば簡単に作成できます。教室と教室とをつなぐ「窓(ドア)」と教室と教室とをつなぐ「本(教科書)」
 
さあ、面白くなってきました! ということで参加されたい方がおられれば声をかけてくださいね。