トップランナー

「Japan Times」さんの取材を受けて。
 
ほとんどの取材でこんなことを聞かれます。
「坂内さんのクラスの子どもたちの学習は本当にすごいと思います。このような授業をどのように広げていけばよいと考えますか?」
 
最初はうまく答えられませんでしたが、今は明確に、そして今日は毅然と次のように話をしました。
 
「おそらく、この放射線授業は4年生であれば世界で最高レベルの学習だと思います(※今回の授業は放射性物質の生物学的半減期と食物についてです) 私はどの学校、どのクラスもこのような授業ができるとは思いません。ですが、こうしてメディアの取材を受けることで、こんな授業もしている、このレベルで学んでいる子どもたちもいるということを知ってもらえればいいと考えています。私はその「トップランナー」でいればいいと思っています。私が一つ一つ他の学校やクラスに「こうすればいい」なんて教えることにはきりがありません。でもあんな授業をやってみたいというビジョンを示すことで周りの学校や教室が変わるのだと思います。」
 
これは学び合いのステップ2に移行しているからこそ本気で言える言葉です。
 
 
※ちなみに記者さんは子どもたちに本当にあのレベルの授業で大丈夫だったの?って聞いていましたが、子どもたちはキョトンとして、「えっ、どうしてですか? すごくよく分かったし、新しいことが分かってまた頭がよくなったよ。」と話していました。横で笑いをこらえるのがやっとでした。その後、昼食をはさんで90分間子どもたちが記者さんに話しまくっていました。記者さんごめんなさい。お疲れ様でした。。。