馬鹿力

最も素敵な力は馬鹿力です。
 
本校では昨年度80周年を迎えるにあたって、PTAの積み立てから子どもたちに必要なものは何か検討されていました。話し合いを明けてみると、なんと一昨年に作成された、学校の「マスコットキャラの着ぐるみを作る」という話でした。
 
当然、私も「そりゃないぜ〜」って思っていて、お金の使い方は子どもたちも交えて決めさせるのが王道だと考えていました。でも、PTAでも盛り上がっているし、まあ口を挟む話でもないので黙っていました。
 
でもいいんです。実際に作ってみると! 行事にマスコットがあるだけで何だか華やかです。今日の入学式にも登場し、新1年生に披露されました。当然人気者です。
 
http://www2.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=0710017&type=1&column_id=596248&category_id=8786
  
こうした「馬鹿力」こそが、実は新しい道を切り開きます。多数の人間が「馬鹿だな〜」って思うことが、実際にはおもしろい展開を切り開きます。僕のような20年以上もやっている教師から見れば若い先生の「馬鹿だな〜」って実践は数知れず。でもそこにダイヤの原石はゴロゴロしています。だから、僕は若い先生には、その馬鹿力を最大限に発揮して欲しいと願います。
 
若いうちから、こなれた仕事をするのはおもしろくない。人と外れたところにこそ、実は正解があったり、新しい道があったりするものです。