当番

うちの教師の掲示板には時間割と献立(これは大事!)と本校の月別めあてしか今のところはってありません。実にさびしいものです。
 
「手抜き?」
 
まあ、そうとも言えます。ラミネートされた掲示物は人様からいただいたものだけで、自分では作りません。だって子どもをベースにして考えると必要ないのですから。
 
関連して当番表もこれから作るけど、先には作りません。
今年のクラスは25人です。
 
「ねっ、今年の給食当番どうする?」 
 
「???」
 
「889っていう去年の考え方もあるし、6667という考え方もあるし、55555っていう考え方もあるよ。どうする?」
 
ここから始まります。必要な構成を自分たちで考えればいいんです。
まあ、子どもたちが選んだのがこれまた極めて妥当な「6667」でしたけど(笑) 本当は「55555でやる!」くらいのチャレンジャーを楽しみにしていたんですけどね。
 
そうじも同じです。基本的に当番表なんてどうでもいいんです。うちのクラスの終わりは「全部の場所が終わった」ですので。特別教室なんてそんなに汚れていないのですから5分で終わります。終わったら終わらないところに手伝いにいくのがうちのクラスお作法です。でもこれって当たり前のことだと思いませんか? みんなで終わって「ご苦労様」ですよね。どんなにそこの班のチームワークがよくて早く終わったとしても、遊んでいたら意味ありません。また手伝うのが嫌だからまごまごお掃除しているような意地悪ではだめですよね。でもそれを学ばせ、教えるのが学校です。
 
「そうじをきちんとやらせる」のが学校の役割ではなくて、「そうじをすることを通して教える」のです。もちろん「きれいにする」ことは大前提ですけどね。
 
だから余計なものは貼りません。シンプルバンザイ!

追記
大事なことを書き忘れていました。上のようなそうじをするとどうなるか?
例えば教室掃除に手伝いに来てくれた他のチームに、「手伝ってくれてありがとうございました!」ってちゃんとお礼を言える子どもたちに育ちます。僕も掃除を子どもたちとやっているので「ありがとう」って言葉をかけられるときもあります。ありがとうって言われるとすごく気持ちのよいものです。