嫌われるのなんて当然!

高校生の時の友人が語る私の第一印象は「怖い不良」らしく、声をかけるのにものすごく躊躇したそうです。また同じようなことをここ数年間よく聞きます。「とんたんさんってどんなに怖い人かと思っていました〜」よく言われます。まあ、ちょっと付き合った人は私がどんな人間なのかよ〜〜〜く分かって、笑うことでしょうね。
 
さて、私もそんな風に見られるのが多いので、保護者の方にも実はすごく警戒されます。年度最初の学級懇談会の時なんてすごく出席率がよいですもの(笑) 保護者の方もどんな人間なのか見極めようと必死であることがよく分かります。なので僕は感情では話をせずに、淡々と事実を述べていきます。
 
私は回りくどく言うことも、言いたいことを言わないのもストレスがたまるので、できるだけ正直に話をします。であるが故にストレートすぎて、場合によっては反感を招くこともあるのだと思います。でも、毎日関わる子どもや保護者であるならば、正面を向いて仕事をしていればきちんと伝えられると思っているので動じません。
 
私のようなとんがった実践をする場合だと、保護者や同僚の3〜4割くらいから反感をいただいているんじゃないかな? と思うことにしています。
 
では他の教師はどうでしょ? どんなによくても「2割」は否定的に見られていると思います。教師は子どもはもちろんのこと、保護者にも嫌われるのが嫌ですから、うまく関わろうと努力します。僕からすれば「そこまでするの???」って思うくらい丁寧に対応する先生もおります。それでも2割からはよく思われていないと思います。
 
つまり「誰からも好かれる」なんてことはなくて、一定の割合でどんな教師でも嫌われているのが「当たり前」だと考えていることが大事なんです。でも僕はそうした人こそ大事な人なんだと考えています。そうした人が「我慢」にならないように対応しなければなりません。よく思われていないのですからそうした人には他の方の2倍説明が必要なことでしょう。
 
先日もある方と話をしていたのですが、保護者とトラブル場合絶対に「いきなり」はありません。細かなことが積み重なりあるときに爆発します。きっかけは「あること」かもしれませんが、実はそこに至るまでに3〜5くらい何かが起こっているはずなんです。よく思っている保護者であれば、「きっと子どもの言っていることとは違ってちゃんと先生は指導してくれている」って思うことでしょう。でも否定的にみている保護者からすると同じことでも「やっぱりあの先生はダメだ!」となります。
 
「自分のことを分かってくれている」「自分は好かれている」なんて最初から思わずに、どんな教師でもある一定の人は否定的に見ているって考えて、物事に対処することをお勧めします。
 
追伸
僕は最初で4割から否定されているって思うから、多いときには年間で100枚以上学級通信を書きました。(最近は夜時間が少なくてあまり書けませんけどね)