みゆき会の3つのテーマ

みゆき会で取り組んでいる内容は現在3つほど。
 
一つ目は、「学び続ける子ども」。学び合う子どもから一歩踏み出した子どもの像です。
 
これは高橋さんの言う「助け合い型の学び合い」から「持続的な学び合い」へのステップアップです。しかしこの2つの間にはかなり大きなギャップがあります。ここをどうすればいいか、私たちは答えの一つを持っています。

 
二つ目は、「インタラクティブカリキュラム」言語を基盤とした教科教育の再構成を行っています。僕個人としては、そこに理数を加えて再構成を行おうとしています。
 
今日もある方にインタラクティブカリキュラムの成果をご覧いただきました。ご覧いただいたのは上位の子どものものですが、それを差し引いてもびっくりされていました。積み重なった通称「ミルフィーユ」を見たらもっと驚くことになると思います。これはかなり革新的な取り組みですが、実はかなり以前から多くの教師が取り組んできた授業です。しかし、私たちの実践が革新的なのは特別な取り組みや無理なカリキュラム構成を構成しなくても、既存のカリキュラムの見方を変えることで、実践できるということです。
 
三つ目は、「synchronize」 子どもと子どもを同期させていくという取り組みです。これはパナソニク教育財団の研究の継続です。
 
パナソニック教育財団助成研究では「教室と教室とをつなぐ」という実践を行いました。学習内容をつなぐのではなくて、子どもの姿をつなぐという実践です。今では校内の異学年同士で学びの姿をシンクロさせるという取り組みも実践しています。この効力はイエナプランなどにも通じるところがあると言えます。この意味と効力が分かると授業も子どもも一気に変化します。
 
 
それぞれ1冊の本にまとめられるくらいすでに実践は揃っています。今は内容の検証、つまり子どもの姿と成長の比較を行っています。これを十分に吟味しないと、誤った発信をしてしまう可能性があるからです。
 
それでもほぼ検証は終えつつあります。そろそろ発信してもぶれない、誤解されないという見通しは立ってきたので、昨日の書き込みになったところです。 
この2年ほど人前では実践を晒さなかったのですが、実はこんなことを育てていました。
 
ねっ? 実践を聞いてみたくなったでしょ?