僕は何をやっているのか その1

この2年近くずっと自分の授業については言葉でうまく説明することが出来ませんでした。
 
「とんたんさんは、学び合いの方ですよね?」と言われると
「いいえ、違います。以前はそうでしたけど。」と返します。
「では、今はどんな授業をなされているんですか?」と言われると
「う〜ん、何でしょうね?」って返すしかありませんでした。
 
話は変わって僕はここ10年ほどは教育書、実践本などはほとんど読んできませんでした。最近では僕のごく親しい(尊敬できる)人の本でなき限りは読みません。(僕も本を書いた身なのですが、こんなことを書いてすみません)
 
その代わりに、僕の興味は経済です。別に小金を増やそうとか、投資をしようとしているとか、そんなことではございません。経営学です。経営学と教育学は非常に歴史的背景、そして企業と学校というものがとても似ているからです。ですから教育の方向性を見通すためにも、近年は経営学が僕にとってはとても大事なことなのです。
 
そして、ようやく読み終わった、三谷宏治さんの「経営戦略全史」


これを読み終えて、教育はどう進んできたのか、僕はどう歩んできたのか、そして僕がこの2年ほど何をしてきたのか、そして僕はどこに向かうべきなのかようやく見えてきました。実はこの2年ほど自分を説明できなくて、もがいていました。
 
この100年の経営戦略の歴史と教育の歴史はほとんど同じであることが分かります。ただし僕が知っている教育史なんて、その道の研究家からすれば100分の1も分かっていないかもしれません。でも経営戦略の歴史と比較することでいろんなことがうまく説明できるような気がします。
 
少し長くなりそうなので2〜3回に分けて書こうかと思っています。興味のある方はどうぞお読みください。