今やっていること

今どんな授業をやっているのか? 大きくは2つのことをやっています。
 
○「学び続ける子ども集団を創るということ」
学校教育のど真ん中です。小学校の担任なんてせいぜい2年です。そこでは勉強をしっかり教えることだけでなく、いつでもどこでもどんどん学び取ろうとする子どもたちを創ることが大事になってきます。人間で言うと骨格を作り上げていくようなものです。肉付けじゃなくてね。この2〜3年の取り組みで、何が子どもを学ばせるのか、そして何が子どもを持続的に学び続けさせるのかが見えてきました。もちろん、まだまだ全てが解き明かされたわけではないのですが、ほぼ要素が出そろったという感じです。
 
 
○教科のシームレス化と行ったり来たり
何を言っているかほとんどの人は分からないと思いますがちょいと書きます。まずは行ったり来たりというのは、学習は一度ではなくて何度も行ったり来たりすることが大事で、何度も繰り返す余裕とそれに対応したカリキュラムが必要だということです。シームレス化というのは、国語は理科であって、理科は国語であって、さらに理科は社会であって、社会は国語でもあるというように、全てがリンクし融合し始まっています。さらに「行ったり来たり」と「教科のシームレス化」が融合しています。ですからカリキュラムは平面的ではなくて立体になっています。教室には3年生の全教科書がいつもおいてあります。必要な教科書を家に持って帰るという感じでしょうか。
 
 
 

2つめのことについては、10年以上かかって違和感なくできるようになりました。それを促進させたのは言うまでもなく学び合う学習です。「当たり前に(それは力ずくとか方法レベルじゃなくてね)」学び合う学習ができるからこそ、一斉指導でも力を発揮できるし、以前の力では難しかったことがいとも簡単にできるようになりました。
 
今はこんなことに取り組んでいます。ある意味、学習の根本であり、革新的な授業でもあると思います。