やり直せること

10年ほど前、研究校で宮城教育大の教授に理科の授業を観ていただいたときにどんな実験か忘れてしまったのですが「何度も試せる」実験であったことが素晴らしいと評価をいただいたことがありました。
 
今の算数は授業に目標や課題すらありません。あえて目標を出すなら「算数がわかるようにする」でしょうか。今日までの進行度はクラスの7割が3月までのドリルをやり終えて丸付け作業を、3割はラストスパートでドリルやっているというところでしょうか。
 
算数の学びは「ミルフィーユ」です。最初にドリル。次にドリルの間違いを「直す」ではなく、「わかる」ようにする。次に教科書を総ざらいしていく。(順番が逆ですがそもそも下の教科書が最近まで手に入らないのでしかたなく) そして単元テスト(2日でほぼやり終える) そして自分の分かっていないところを学び直し、そして発展問題。さらに進学塾レベルの問題と続きます。最後まで行くのはもちろん算数の上位の子どもだけです。
 
でも、どの子どもでも最低でも3度は学びなおせます。
 
一度やったからわかるでしょ? と言われてできるならそもそも学校に来なくていいレベルです。間違ったら「やり直す」これでよいと思います。
 
注意
このカリキュラムを実行するためには教師も相当な覚悟が必要です。だって保護者からすれば習ってもいないものを「宿題でやってこい!」なんて言われたとあれば、なんじゃい!その教師は!と怒るのが普通です。それを説明しきれる方はやってみてください。目からうろこです。
 
本気でやってみたい方はメールください。アドバイスします。