お金は大事

お金のこと。
 
これまで「いろいろお話をしていただきたい」と言われてきたことがありますが、お話をすることそのものでお金を頂くことはずっと遠慮してきました。だってできるだけお金なんてかけない方がいいんじゃない? って考えてきたからです。でもこれは間違っているなと最近思い始めています。話をすることできちんとお金をもらうことははらう方にも大事なんですよね。
 
無料で話を聞くと「どうせ無料だから」「いい話が聞ければもうけもん」という向き方にどうしてもなってしまいます。でもお金を出せばそうはいきませんよね。ちゃんとお金に見合った向き方をします。これは旅行に置き換えれば分かりやすいですよね。
 
また研究するにもやっぱりお金は大事です。今年はパナソニック教育財団様のおかげで今までやれなかったことがやれています。これを個人でやろうとすれば一人当たり10万円近くの出費になります。
 
教育は原則無料であるべきと考えてきたのですが、それを貫いてもいいことがないことに気がつきました。無料であることが自分の質をも落とすんですよね。
 
だから子どもたちには「お金を呼び込める位の実践をしよう」とよく言います。質の高い実践をすれば必ずそれを支援してくれる人々が出てきます。そのお金で自分たちがやりたいことを実現していこうと話します。
政府が悪い・行政が悪い・東京電力が悪いで終わるのではなく、そこがだめなら自分たちが変えちゃおう!という未来です。
 
その子どもに実践は人を呼び込めるレベルに達してきています。子どもの作文を読んで、毎日小学生新聞社から取材が入りました。明日は、毎日小学生新聞に本クラスの子どもの作文と様子が掲載されると思います。おそらく1面に。この「子どもたちの力」が呼びかけたらきっと大人もお金も動くことでしょう。
 
私もある出版社でお話をする場を設けていただきました。今回はきちんとお金を頂こうと思います。そして、子どもに言っているように「お金を出してちっとも惜しくなかった」と言えるような話をしてみたいと思います。