つながるとと学ぶこと

前にも書きましたが私たち福島県人は全国のどこよりも放射線に詳しく知っていなければなりません。この地に住む限りは。
 
原発が1〜3号機までメルトダウンしているという話ですが、それは3月の小出しになってきた情報を集めればとっくに分かっていたことです。東京電力からすると誤算だったのは格納容器の穴が思ったより大きかったことなのでしょう。
 
また、3号機には燃料プールに大量の使用済み燃料が冷やされていました。3号機の爆発でその半分近くが吹き飛んでいるという話もあります。そうであれば、ウランやプルトニウムが周辺には大量にまき散らされているはずです。セシウムの量が注目されていますが私はどの核種がどれだけ落ちてきているかが問題と思っています。当初、プルトニウムは重いから遠くに飛ばないなってなんて報道されていましたが、もしそうであるならば、そもそも全国どこでもプルトニウムなんて観測されるわけがありません。日本の地面にプルトニウムが極微量あるのは、中国やロシアなどが空中核爆発させたせいで日本まで飛んできたものだからです。もしも噂にあるように(私はほとんど信じていないけど)、3号機の使用済み燃料が即発臨界爆発していたのなら、原発から福島市経由で100km程回り込んでも、郡山市には十分に落ちる距離です。(もし、即発臨界していたなら中性子線が大量に出るはずなのでモニターですぐ分かるはずですしね)
 
ただこうした調査の公表があまりに遅い。分析には1ヶ月ほどかかるものらしいのだけどそれでも表に出ていません。でも確実にデーターはあるはずです。
 
今、学校の窓を開けてはいけない理由はここです。α核種の放射性物質は吸い込んではいけないのです。学校の窓は開けてもガンマー線の線量は変わりません。なぜなら地面からは一定の距離があり、教室はコンクリートで守られているからです。ですから、これを基に行政や東電に電話しても線量は変わらないので窓を開けてくださいと言われるだけです。
 
我々はもっと放射線についていろいろと学ぶべきなんでしょうね。私も震災前はいろいろと分からないことが多かったです。でも今はSNSの時代多くの人が情報を提供してくれます。ですからネットを通じて人とつながり会うことも大事なのです。