これからとっても大事なこと

何の根拠もありません。何の保証もありません。
 
これまでの状況をすべて自分の中で整理して分析した結果、考えたこと、これからやることです。
 
まずは私は郡山市の汚染量を最初に読み違えました。要因は2つで、一つは風の流れは非常に複雑であったということです。もう一つは、郡山市でモニターしていた計測器の高さと場所が福島市と異なっていたことです。ですから3月24日までは3倍は数値が高かったと思われます。おそらく外では10μを超え、家の中でも数μはあったと考えられます。
 
次に今分かってきたことです。郡山市の汚染もかなり深刻だということです。露地で栽培されているものは絶対に食べてはいけないレベルの汚染だということです。今は事故によって放出された放射性物質の中でヨウ素131は無視できるような段階になってきました。理由は40日経っていて半減期が約8日ですから、2の5乗分の1になります。つまり1/32になっているということです。他にもおそらくは、微量だとは思われますが、ストロンチウムプルトニウムなども郡山まで飛散していると考えるのが妥当だと思います。(これらは検査さえ国も県も東電していませんが)
 
当初10μほどあったものが今は2μ以下になっているのはヨウ素が崩壊して減ったためです。しかし、最近はこれが下がりませんよね。これはセシウム137のせいです。これは半減期が30年ですから30年後に半分になるということです。つまり何の移動もなければ、2031年には今の半分程度の数字になるということです。つまり何もしなければ郡山市放射線量は「変わらない」のです。これは来年になってもです。
 
もしも郡山市が救いがあるとすれば、それは都市化が進んで地面が少ないことです。地面が少ないことは比較的にセシウムが流れやすいことを意味しています。ですから県中浄化センターでは高濃度の放射性物質が流れ着いたのです。今は側溝や雨水管、下水管は非常に高濃度で汚染されています。しかし、こうしたものが浄化センターである程度沈下されたり、捕獲されたりすれば、どんどん濃度は下がります。
 
また、放射線モニターの推移を見ると新たな放射性物質は降ってきてはいません。ひょっとするとごく微量には飛んできているかもしれませんが、無視できるレベルだと思います。ですから、ほこりの無いところでは段々マスクは必要はないと思います。そもそも放射性物質そのものには通常のマスクは役立ちません。ほぼ素通りしています。ただし放射性物質はほこりや砂粒。花粉などの粒子にもくっつきやすいので、マスクは重要なのです。
だから室内では必要は無くなってきたと言えます。その分地面にはたまっていると考えるとよいと思います。もしも赤く放射性物質を染めたとしたら、街中隙間なく真っ赤なはずです。
 
郡山市は今どれくらいの汚染度というとチェルノブイリの中程度汚染地区と同じレベルの汚染度です。ただし教室内では非常に低いレベルを保っていますし、校庭の表土を剥離すれば、とうぜん教室の放射線量も0.1μを切ってくることでしょう。今、郡山市で最も安全な場所は学校かもしれません。木造の家だと0.3μほどあるはずです。ですから学校では相当な無茶をしないで室内で活動・学習していれば子どもの外部被曝はかなり防げると思います。
 
ここからが大事なことです。
原発事故後、NHKデマンドで削除されたチェルノブイリ原発事故の映像を見ると、子どもに被害が出ている地域は郡山市よりもずっと線量が低い地域です。計測器では0.8μ位の地域です。このビデオを見ると結局は内部被曝が問題であることが分かります。また、日本では言われていませんが、放射線内部被曝は脳に影響が強いようです。広島・長崎の原爆で数年後に起こった「怠け者病」とか「ぶらぶら病」というのはこれだと思われます。放射線は脳に影響が強いことは広島大学長崎大学も知っていたはずです。(ちなみに頭部のCTはずっと高い線量を放ちますが、外部被曝なので被害が少ないのだと私は予想しています。)
 
そのために必要なことです。まずは、できる限り地のものは食べないことです。私も郡山市にはずっとお世話になっている農家の方(保護者の方は分かりますよね)の気持ちを考えると涙がでそうになります。でも心を鬼にして言います。食べない方がよいです。
 
米はどうか? 米は水田です。これがどのように影響するかは分かりません。セシウムは粘土層に取り込まれるという話もあるので、水田の粘土質に取り込まれて米には出にくいかもしれません。もし食べるのであれば、私は上白米まで削って食べます。肉や魚も相当気を付ける必要があるでしょう。大人は食べても子どもは食べない方がよいものもでてくることでしょう。
 
上記のテレビです。チェルノブイリ周辺の地域では「安全なものを食べたい。でも安全なものは高い。」と言います。我々もこれからは安全を買う必要が出てきたのだと思います。
 
これからは我々大人は全力で子どもの内部被曝を防ぐ必要があります。私の感覚だと前にも書いたように、内部被曝は最低でも外部被曝も5倍は影響が高いと思っています。 
 
福島県の悲劇はネットやSNSなどの弱さです。多くの人が操作された情報でしか判断できていません。しかし、ここにアクセスできる人はある程度パソコンを使える方です。私の言っていることをどう判断するかはお任せします。ただ、正しいと思わせる方はどうぞ身の回りの、特に小さな子どものいる保護者に伝えてあげてください。「これからは食べ物との戦いだ」と。
 
最後にベラルーシの市民は「我々の民族が地球上から消滅しても何も変わらないことでしょう。」あきらめた表情でこう訴えます。この放射線問題も半年もすれば、テレビでも新聞でもほぼ報道されなくなることでしょう。しかし、ここに住む我々は腰を据えて、知的に行動していくことが求められます。みなさん、我々の総力を持ってこの問題を乗り越えていきましょう。


訂正 上記のNHK特集のアーカイブはそもそも無かったとうことでした。USTの岩上さんもデモとを調べた結果どうやらデマとのことでした。
みなさまに無用な疑念を抱かせてすみませんでした。


http://www.youtube.com/watch?v=4GcOF4prndE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=wk-rOLrRnx8&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=TPGlJpQN4Kc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=sqG0_3jlU-Y&feature=related