語り

このプロジェクト、当初は児童生徒合わせて50〜60名と踏んでいましたが、ふたを開けたら100名近くの小学生・中学生が参加することになりました。今日は体制が整わないので、中学生はプリントを配布しただけになってしまいましたが、明日が楽しみです。
 
最初に子どもたちに大変厳しい話をしました。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
君たちは、災害で避難してきた人です。今は周りから「かわいそう」「大変だね」と同情されることでしょう。でも、君たちの将来なんて誰も補償なんてしてくれません。「被災したからしょうがないね」なんて誰も行ってくれなくなるのです。今君たちができることは何でしょう? それは勉強です。今の浜通りを、福島県を立て直すには5年、10年、ひょっとすると20年かかるかもしれません。その時には皆さんは福島県を背負って立つ若者なのです。福島県を立て直すには莫大なお金と知恵が必要です。だからみなさんは、その知恵を身につけなければならないのです。今、君たちがやらなければならないのは勉強です。
「避難所だから仕方がない」なのではなく、「避難所だからこそできる学び」をしませんか? そのために先生達は君たちを全面的にバックアップします。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

この言葉の意味を分かるにはもっと年月がかかることでしょう。でも、今子どもたちがやるべきことは「勉強」なのです。安易にボランティアなどに走ることなく、自分のやるべきことを一生懸命にやる。我々のプロジェクトはその「場」を提供することなのです。



今日は小学生を対象に支援学習をしました。スペースは普通教室程度、そこに70名くらいの人間がひしめいています。
 
おもしろいのは今年1年生に上がる幼稚園児、1年生の問題を学び合いながらどんどん進めていっています。普通にやっています。これが「学び合い」の力です。どんな場でもどんな時でも学びを構成できる柔軟性があるのです。
 
ひげおっさんがんばります。