「福島県被災地域学習支援プロジェクト」がいよいよ始まります。

郡山市地震による校舎の被災や放射線の影響による学習の遅れが懸念されていますが、まだ温かい布団と満足までにはほど遠いですがそれなりの食事はできます。(水には放射性物質が溶けているけどね)
 
しかし、郡山市のビックパレットに避難されている川内村富岡町、そして周辺市町村の子どもたちは、放射線の影響で今後も避難が継続されると予想されます。そこでそうした子どもの今後の学習への道筋をつけるために、学習支援プロジェクトを立ち上げました。
 
その趣旨を川内村教育委員会に相談したところ快諾いただきました。今日は川内村の教育長、村教育委員、川内小学校長、そして川内小学校の2名の教員に今後の展開、場所の確保について会議を開きました。
 
また、学習への支援として教育同人社の森達也様にこのプロジェクトの趣旨をご理解いただき、ご支援いただけることになりました。教育同人社には、子どもたちのためにドリル教材をご提供いただけることになりました。また、系列である地元の「さんあい」さんの熊田様に、子どもたちへの学習ノートを始め、鉛筆、消しゴムなどを大量にご提供いただきました。両社には大変お世話になります。誠にありがとうございました。
 
被災された子どもたちは幼児から高校生までおります。開始当初は小学生と中学・高校生は時間帯を分けて行われるようになるかもしれませんが、そのうちに、小学生から高校生までの超異学年の「学び合い」に切り替えて行く予定です。
 
明日は子どもたちとの出会いと語り。いきなり全員での学び合いに展開していきます。学習内容はとりあえず算数の予習から。春休み中に半期分の予習を済ませてしまうことが今回の学習支援プロジェクトの目標です。
 
このプロジェクトには「学び合い」の福島の会のメンバーも賛同してくださり、多くの先生方が参加していただけるようになってきました。とても楽しくできそうです。
 
なお、本クラスやこのブログを見ている子どもでこのプロジェクトに参加してみたい子どもがいましたら上記アドレスまで連絡ください。参加できるか検討してみます。ただし、おうちの方にビックパレットまで送り向かいしてもらえることが条件となります。
 
なお、今回の取り組みについてはテレビ朝日の取材が入ります。
「ひげおっさん」がんばります。