時間的貧困また

前のエントリーは眠い中書いたので書き足りていないなと思うことがたくさんあるので追記しておきます。
 
まず、僕は女性も積極的に働くことに対して賛成です。家事は女性が家で行うものという前近代的な価値観ではございません。ただ僕は働く女性に対して対価が余りに低いと感じるし、その安い労働賃金で長時間拘束されている現状が嘆かわしい。
 
例えば僕の姉は調理員をやっていますが、民間ですから時給換算で800円程度です。しかし、その仕事内容はとてつもなく大変な仕事です。女性は旦那の扶養家族としての税制優遇として年間100万円程度まで稼げればいいという考えが働く側にも、働かせる側にもあるのでいつまでも賃金は上がりません。
 
また、公務員ではそうした差別はないのですが「管理職」で考えれば、圧倒的に男性です。小学校だと男女比は7:3くらいですが、管理職ともなるとそれが9:1程度になります。なぜならそれだけ生活時間を削ることができるのは家庭生活を持つ女性には「無理」だからです。女性管理職に独身が多いのはそのためです。
 
では、どうすればいいのでしょうか?
 
まず大事なのは、家庭生活を整えるということです。朝ご飯を家族で食べる、夕ご飯を家族で食べる。そんな単純なことさえ、なかなか成り立たないのが現状でしょう。でも「しかたがない」ではなく、それができるような働き方を考えるべきです。
 
そのためには仕事を「質」を変化させることです。日本は効率の悪いことをだらだらとやることが大好きです。時には「絶対に必要でない限りはやらない」という考え方も必要です。仕事はやればやるほどいいに決まっているのですけど、その結果として家族が犠牲になります。多少のお金や人付き合いは減るかもしれないのだけれどもね。