軌道修正

この二週間ほど授業のことでちょいと悩んでいました。何年かぶりに悩んでいたのですが、原因が分からず「???」でした。僕のような発想型の人間は、新しい分野を切り開く能力には長けているのですが、同時に前人未踏に踏み込むので、失敗もつきものです。ですから本当に自己分析、状況分析のアンテナを敏感にしていかないと子どもが困ることになります。
 
それでも「どうしてこうなのかな?」と状況を分析できていない、その原因がつかめないところがあって悩んでいました。この二週間ほどこの問題を子どもたちにもぶつけてみたのですが、子どもたちにもぴんとこない感じです。今日も朝から悶々としていたのですが、だんだん自分の取り組みにある不備があることが見えてきました。そうなると全部がつながってきます。
 
学期末ですので子どもたちには「この責任は95%(5%を子どものせいにしちゃうところが僕の意地っ張りなところなんだけど)は先生にあります。申し訳ない。悪いんだけど今日から軌道修正をかけていきます。」と話をしました。
 
改めて感じたのは「まだ迷っちゃうこともあるんだなぁ〜」ってこと。これだけ積み重ねてきても、こんなに大きな軌道修正をかけなければならないなんてアホだな〜って改めて実感しました。
 
放課後、同僚の先生にもアドバイスをいただき、何とかうまくいく見通しは持てました。やっぱり対話って必要ですね。僕が恵まれているのはこの15年ほどは、ずっとそうした切れ味の鋭い分析力を持つ先生が身の回りにいるなんです。
 
※追記
最も大事なことを忘れていました。軌道修正のもう一つの大事な方法は、子どもに軌道修正のアドバイスをもらうことですね。そんな大事なことも忙しい毎日の中で忘れていました。