強みとは何か?

以前によく古田さんと「何がなければ教師として成り立たないか?」という話をしました。僕たちの出した答えは「耳」でした。あなたは何がなかったら授業が成立できないでしょう? そのコアの部分が「自分」であり、自分の「強み」であるのです。
 
人によっては、それは笑顔であるかも知れないし、声であるかも知れないし、ノートのコメントかもしれません。とにかく絶対にそれがなかったら(できなかったら)教師を辞めるしかないという根幹の部分です。これを探し出すことが自分という教師を見極める上でとても大事になってきます。
 
そして僕の武器は「耳」
 
この20年近く鍛えてきたこともあって、授業研究会では目をつぶっても子どもたちの意識を感じ取ることが出来るし、その教室の学びを感じ取ることができます。ですから僕が授業の中で何かアクションを起こすタイミングは耳に依存しているのです。もし目が見えなくてもそのクラスの状況は「見える」のです。
 
この自分の「強み」を知っておくことはとても大事なことです。なぜならば、強みというのは「武器」なのですから。何も戦うという意味ではなく、自分の強みを知っていことで自分の役割を見いだせるますし、そこから「自分でなければできない」という新しい扉を開くことも出来ます。
 
この「強み」を知ることで初めて、授業モデルを模倣する自分から初めて自立した教師へとステップアップしていくことができるでしょうね。その道に長けた人は必ず自分の強みを知っているはずです。
 
「自分の強み」ぜひ考えてみてください。