50代の先生

今、学級崩壊を起こしているのは若い先生よりも50代の先生の方が多いと言われています。(本当かどうかは詳細なデータがないので分かりません)でも、本気の50代の先生からすると僕はまだまだだなぁっていつも思わされます。今日はそんな話。
 
本校でも50代の超スペシャリストの先生がおります。以前転勤された先生を含めてここ数年は二人の50代の先生が学校の屋台骨を支えていたと言えます。どちらの先生も共通するのがとてもポジティブだということです。とにかく、手際がよく新しいことをどんどん取り入れ、子どもをぐいっと伸ばしていきます。ですから学び合いの学習も自分に合わせて仕組みでどんどん取り入れ効果的に使いこなします。こうした「さじ加減」はさすがだと感心させられます。こうした先生との会話はとても知的で僕は大好きです。
 
「それってどんなふうにやるの?」
「おもしろいね。」
「うちでもまねしてみたよ。」
 
そんな会話が職員室に生まれます。
 
なぜ50代がすごいのかというと、子育てが一段落し(まあ親の介護という問題もでてきるんでしょうけど)持てる力を教育に投入できるというのも大きいのかもしれませんね。ですから学校はこうしたスペシャルな50代の先生をどうに学校教育の中に生かしていくか考えていく必要があるんだと思います。
 
そして僕ら40代もこうした50代の先生にもっと学ばなくてはならないところがあるんだと思います。ここ数年のうちの学校の強さの秘密はここにあるんだと思っています。僕はそうした50代の先生の「姿」を吸収しているんです。