通知表

ちょうど1年前にはこんなことを書いていましたね。

http://d.hatena.ne.jp/tontan2/20111216
 
さて、今回も「通知表」です。
今はものすごく忙しい。だって成績処理があるんですもの。
 
「そんなのみんな忙しいよ!」
 
ですよね。でも私は一気に成績処理しているのでものすごく忙しいんです。
 
「仕事に計画性がない!」
 
確かにそうですけど・・・  でも今の忙しさはそれだけではありません。「今」成績を付けているからです。詳しく言うと8月から11月まではほとんど成績処理しません。だって「今」が成績なのでしょ?
 
そもそも「9月」にやった算数のテストを「今」表計算をして成績に組み入れることは正しいことですか? 9月から子どもが伸びていなければいいんです。でも伸びるように授業をしているのであれば「今」を評価するのが正しいですよね。
 
膨大なレポートと説明文を斜め読みしていくと、その子がどのように学習が伸びてきているか、授業でどんなことがどのように効果的に働いているかよくおぼろげに見えてきます。そして「今」その子はどのような学習の能力を身につけているのか、どこが足りないのかを考えます。これが私の成績処理です。
 
そしてもう一つ。2学期の成績はかなり厳しいです。到達度のインフレションとでも言えばいいかしらん。
 
例えば1学期であれば小学3年生に成り立ての子どもたちが、原稿用紙3枚くらいの説明文を書くだけでもいい感じですよね。でもこれが2学期になると、それは「当たり前」に変化します。3枚くらいまとめるのは当たり前ですから、その中味を問われます。文章の構成はどうか? 言葉は?漢字は? まとめ方は? 書き出しは? このように文章の構成を問うことになります。そうなると「書ければいい」という所から抜け出さなくてはいけません。つなり1学期と同じことをしていたら、成績は下がるのです。ハードルはどんどん上げていく。でも一人でくじけないように「クラス」というバックアップを確保していく。これが学び続ける子どもの学習到達度の姿です。
 
今週中には通知表完成させなくちゃね!