教えてます!

今日も指摘されたのですが未だに勘違いされていることについて。
 
私の授業は「学び合わせるけど教えもします」です。
 
私の学び合いの授業は先生が話し合わせっぱなしだと思われているようです。あの学び合いの授業には膨大な量のレポートや原稿が外側に隠れているのです。ちなみに2学期の学習の文章でのまとめは約600字原稿用紙で2000枚、レポートは500枚と設定しています。その中には「教えること」でしかできないことも存分に含まれています。
 
また、一般的によく言われるのが「何を教えて何を学び合いさせるか」という話です。私はこれは「そんなの分からない」というのが結論です。ある研究校で各学年、各教科、各単元でどこを教えて、どこを考えさせるかについてまとめていましたが、一冊の本みたいになっていました。しかも、それを「教えた方がよい」「ここは学び合わせた方がよい」という根拠はどこにも示されていませんでした。
 
私にはこれらを分離はできませんし、しようとも思いません。なぜなら子どもが何につまずいているか分かって初めて、「何を教えていいか」分かるからです。つまずき状況を把握しながら、「ここは説明してそこに子どもの学び合いを重ねていく」または、「私の説明の言葉でで分からないことを子どもの言葉でシェアしていく」という手法をよく使います。
 
ただ、それでも20年も教師をやっていると、ここはつまずき易いとか、このあたりは教えちゃった方が手っ取り早いという「経験則」は持っています。そうした直感的な経験則も大事にしていった方がよいと思います。(もちろん子どもが違うので万全ではございません)
 
もし、私の授業が「教えない」と考えられているのでしたら、それは私の授業ではございません。