サイレントマジョリティー

原発のデモ。福島県の多くの人が原発の稼働には反対だと思います。しかし、反原発のデモとは少し温度差があるように感じるのは私だけでしょうか?デモを見ると「○○組合」など動員された方々が大変に多く、この人々には本当に私たちの声が伝わっているのでしょうか? 私たち福島県は「サイレント・マジョリティー」なのです。
 
でもこれは学校の中の教室もまた同じです。子どもは基本的に「サイレントマジョリティー」です。しかし、家では、友達の中では「サイレント」ではございません。不平不満をぶちかまします。そうした子どもの声は私たち教師には伝わりにくいものなのです。
 
では、なぜ福島県や教室の中は「サイレントマジョリティー」なのでしょうか?
 
最も大きな要因は「どうせ分かってもらえない」「言ってもどうにもならない」という「あきらめ」です。自分の言ったこと、自分のやりたい行動が絶えず押さえつけられていることから、声を出して批判されるよりも黙っていた方がいいと考えてしまうからです。
 
特に小学校の教室では教師が絶対的です。だからこそ、子どもの奥底に潜む声を、そして子どもの心と行動の解放を目指していかなければならないのだと思っています。
 
夕ご飯を食べるときに今日の学校の楽しさを、うれしかったことを、がんばったことをニコニコしながら話せる。そんな教師にならなければならないのでしょうね。私も「まだまだ」です。