単元テスト

何度か書いてきたことをまた書きます。
今、うちのクラスはいわゆる「期末テスト」です。
ん? 坂内先生って小学校だよね? そうです。
 
通常、小学校では教材屋さんからテストを購入して単元が終わるごとにテストします。
多くの人はそれらを表計算して成績評価の役立てます。
もちろん、私も成績の評価の一つとしてみています。
 
ただ、私はテストは期末(通常終業式の1ヶ月前ごろ)に集中的に行います。
それは次のような考えとメリットがあるからです。
 
1、時間のロスを少なくするため。単元が終わるごとにテストをするとテストだけで30時間以上すっとぶことになります。30時間ってすごい量ですよね?
 
2、テストは時間が経つほどいい。学習が終わって時間が経つほど成績は下がるものです。ですから忘れた頃にやると自分は何が分かっていないか分かるようになります。
 
3、自分も効率がいい。いっぺんに丸をつけた方が効率はいいですよね?
 
4、そもそもテストって自分の力を見直すもので成績をつけるためのものではない。テストで100点とることがゴールではございません。私はたとえ0点でも怒りません。0点だったら100点取れるように勉強し直せというだけです。怒るのはできないことをほったらかしにしている時です。
 
このように取り組んでいます。ですから、テストは何度も何度も見直していきますし、間違ったところはその意味が分かるまで学習を繰り返します。
 
これでいいんじゃない? 甘い?  でもこれで昨年の子どもたちは圧倒的な結果をたたき出しています。単元テストで60点だったからだめだなんてことはなくて、「60点? まだまだ修行が足りないね〜。勉強し直して先生まで持ってこい!」てな感じです。間違ったところはその意味が分かるまで学び直させていきます。
 
分からないところを何度もやることが大事だし、何度もやることで初めて分かることもあるのです。テストは成績をつけるためだけのものではなくて、分からないところを気づかせるものでもあるのです。せっかくお金をかけて買っているのですから、やっておしまいじゃもったいないですものね。ということで今週の末からはテストをもとに勉強をしていきます。