ステップ2へ

今年は立ち上がりが遅いのですが、先週の1週間でかなり状況か改善されてきました。まずは子どもの人間関係が広がったこと、そして勉強は与えられるものではないと考え始まったことです。
 
今年の子どもたちは、昨年の子どもたちに比べて学力のばらつきも2倍くらい大きいと感じます。だからこそ、算数はすぐにステップ2へと移行しました。ステップ2とは学習の進行度の完全解放です。そのためには上位の子どもが鍵を握ります。最上位の子どもはすでに教科書の半分近くを終えてきているので、この勢いがあれば今週中には上位陣はそれに引っ張られて、学習が加速すると思います。一方、上位陣が加速することで、下位の子どもは、分からないまま終わるということから解消されます。
 
上位の子どもはすぐにこの仕組みのよさを理解します。だって、これまでずっと分かっていることを待たされて待たされてきたのですから。初めてフルパワーで学習ができる楽しさを実感することでしょう。また、下位の子どもは初めて、分からないまま授業が終わってしまうという不安から解放されることでしょう。その「安心」が約束されて初めて、子どもは真の意味で「教えて!」と言えるのです。それまで半年と私は考えています。
 
ただ一番動きが遅いのが中間層の子どもたち。通常テストで80点くらいの子どもたちです。でも上位・下位が勉強し出すとその雰囲気で次第に勉強するようになります。つまりこの層の子どももたちにとっては、周りみんなが勉強しているという「雰囲気」がとても大事なのです。
 
ということで、私のこれからの役割は子どもたちの学習の穴を見つけ出して、指摘することになります。まあ、よく考えれば今週、運動会があるのによくここまで立ち上げたなと思います。
 
http://www2.schoolweb.ne.jp/swas/index.php?id=0710017&frame=weblog
立ち上げ一週間の授業参観日です。(直リンクは張れないようなので3年生のタブを開いてみてください)