そんなのいらない
教室掃除担当表 ○○さん ほうき 月・水 ぞうきん 火・金
○○さん ほうき 火・金 ぞうきん 月・水
給食当番表 ○○さん おぼん
○○さん だいふき
○○さん 牛乳
よくこんな感じの清掃当番表や給食当番表が飾られていますよね。
必要ですか?
なぜ、子どもたちにルール作りをさせないのでしょうか?
明確にすることでトラブルを防ぐ?
間違わないで仕事を進められる?
これじゃあ、大手のファストフード店と同じです。「経験がなくても、深く考えなくてもマニュアル通りやれば、トラブルは最小限に抑えられる」という仕組みを開発したことと変わりはありません。
私のクラスでは、もちろん全校で決められた清掃の割り振り(場所のね)はあります。しかし、お掃除は「全員で力を合わせて行うもの」としています。ですから、先に終わってその辺でウロウロしていることはありえません。終わったらば、終わっていない清掃場所に応援に行くだけです。「全員で始まって全員で終わる」ごく当たり前のことですよね。もちろん割り振りなんて野暮なことはしません。自分たちでルールを決める。自分たちでローテンションを考える。もしトラブれば、話し合いの場を設ける。
教師の優しさは時に子どもの成長を止めてしまいます。それは優しさではなく、「お節介」なのです。子どもがどうお掃除に向かうのか考える場を作ってあげることこそが教師の役割です。
何度も言い古したことをもう一度。
子どもが好きな教師は子どもを子どもにします。
子どもの成長が好きな教師は子どもを大人へと成長させます。
私は子どもの成長が何よりも好物です。