写真の勧め

私はデジタルカメラ歴が長く最初の民生用デジタルカメラ、カシオのQV10から使い続けています。最初に見たときにあまりに衝撃的ですぐに買いました。
 
以前のデジタルカメラはテレビに映し出すことを目的としていて、理科の草花などの観察に最適でした。それからのデジタルカメラの進化はすさまじく、今のように高性能なカメラが出そろいました。
 
10年ほど前からは子どもの授業風景の写真を記録用に撮るようにしています。その枚数は数万枚にもなります。昔はカードが「4MB」とかでしたが(それでもすごい!って思っていた時代が懐かしい〜) 今では4GBがワゴンセールスになっていて数百円で買えます。今の高性能なカメラでも16GBもあればほぼ無限とも言えるほど写真がとれます。
 
さて、私は若い先生には授業の写真を撮ることをお勧めします。理由は2つ。一つは写真は子どもの様子を切り取ります。ですから子どものいい姿が写っていれば、自分の授業もいい授業であるということです。つまんない表情の写真が多いのであれば(写真を撮ろうと思ってもいいシーンがないようだと)、授業も改善が必要だということです。
 
また、保護者にとって普段子どもがどのように授業をしているのか知りたいものです。ですから私は最後にその姿を動画にし、DVDに納めて配布します。子どもがどんな姿でこの1年間を過ごしてきたかよく分かると思います。
 
ですから日常的に子どもたちの姿を写真に納めることをおすすめします。
 
ただし写真にはいくつかコツがあります。参考にどうぞ。
 
1.やっぱりカメラが大事
安いコンパクトカメラでは、写真を撮るたびに疲れます。ピントが合いにくい、ぶれる、シャッターを押した後にしばらく止まるなど。かといってデジタル一眼レフだと、大きく重くてあまり使いたくありませんよね。でも最近はミラーレス一眼が出てきています。私も最近はこれを使っています。
 
2.フラッシュはたかない
フラッシュをたくと子どもの授業の邪魔ですよね。ですからフラッシュをたかない設定にします。上のミラーレス一眼レフだと、CCDが大きいので暗い教室でもフラッシュなしできれいに写ります。
 
3.子どものアップを撮る
子どものアップの写真を撮りましょう。多くのものが写るのは情報が曖昧になってしまいます。その子のその瞬間をとるようにします。遠くからでもとれるように、倍率は少し高めにできるカメラだとよいです。
 
安いミラーレス一眼レフだと5万円以下で買えます。自分の仕事への投資だと思えばそれほど高くはないと思いますよ。