「契約」その1

どんな授業であろうともうまく教師、いかない教師がおります。
それはテクニックとか教材研究のせいでしょうか?
長年、周りの先生方を見ていてうまく先生は子どもとの「契約」ができている先生です。
 
「契約?」
 
そうです。契約です。教師は子どもたちと契約を結ばなければなりません。昔だったらば教師の厳しさとか一生懸命さとか優しさとかで押し切ることもできたことでしょう。しかし、教師のみなんさんなら分かるように最近の家庭では価値観がさまざまで子どもも多様です。また多くの学級崩壊が起こる学級は「優しい先生」のタイプなのです。
 
よく学級開きが大事だと言われます。黄金の3日間とか最初の一ヶ月が大事だといわれるのはこの「契約」がその期間にできるかどうかなのです。
 
「契約って何?」
 
自分の授業で、どうして児童や生徒が学ぶ必要があるのか、学ぶことでどんな未来が待っているのかを説明し、子どもたちにそれを承諾させることです。学級や授業の運営がうまくいかないのはこの契約がうまく行かないことからくることが多いと思います。
 
ただし、一方的に教師が子どもたちに語ってどうにかなるかというとそうではありません。中高生ならば「うざったい教師」とさらに冷めた目で見つめられることでしょう。
 
ではどうすればよいのでしょうか?
次回はそんな話をしてみたいと思います。