「幼稚園教諭と保育士」という消耗品

幼稚園教諭と保育士を責めている話ではありません。
 
郡山市内の私立幼稚園や保育所を見ると、やたらと若い幼稚園教諭や保育士がぞろぞろといる園や所があります。
 
園児一人一人のために、膨大な時間をかけた掲示物や小物、そして盛りだくさんのイベント。それをこなすためには、勤務時間内では到底終わるとは思えず、おそらく夜遅くまで作業をしていることでしょう。
 
でも、そんなことができるのは独身であり、なおかつ「それをすることが園児にとって幸せだ」という勘違いできる年齢だからです。これは小学校や中学校の教師でも同じです。
 
そして多くの幼稚園教諭と保育士が結婚を機に退職しています。だって家庭を持って、夜なべなんてできませんもの。経営側としては安くて盲目的に働いてくれる人材がごまんといるものですから、「消費」してもそれで済んでしまいます。
 
先日、書いたように20代なんて教育の本質的なものなど見えるはずもなく、たくさんの同僚と話し合い、そして経験を積み重ね、そして「子どもに」学びながら実力を上げていくものです。
 
ですから、飾り付けがきらびやかで、イベントだらけで、平均年齢の若い幼稚園ほど教育の質は一般的に低いと思います。年齢にはばらつきがあった方がよく、ばらつきがないと話し合いが深まらず、質が高まりません。
 
現実にそんな幼稚園では園児の声のトーンが高く、耳障りな声が響き渡っています。うちの息子の通う幼稚園はそうした観点で選びました。行ってみると穏やかな声の響きでした。また異学年編成なので上の子どもが声をかけてくれ、部屋まで一緒に連れて行ってくれます。また一緒に活動していくれます。
 
私は幼稚園教諭と保育士が消耗品扱いされていることに腹が立って仕方ありません。